14段階の「英語学習法」10級編 初心者に絶対おすすめ!Google元社長大推薦の著者が語る!

14段階の「英語学習法」10級編 初心者に絶対おすすめ!Google元社長大推薦の著者が語る!

英語を母国語のように使いこなせるまでの道のりで一番基本となることが「基礎を

怠らない」ということです。初心者も疑似初心者(かつて何年も学校で勉強してきた

が、ほとんど使い物にならず、やり直したいという人)も最大の急務は、日本脳とは

別に英語脳(英語を英語で理解する脳)を創りあげることです。英語脳という入れ物

さえ創れば、日本語脳の中に入っている知識を英語脳の方に移動させるだけで、これ

まで使い物にならなかった英語の知識を、初めて生きた英語として用いることができ

るようになります。「知っていること」を確実に「使えることへ」が目標です。

 

1.時間をかけて英語を長期記憶として身につけること

 入段するまでは10級から1級までの段階があり、9級~7級が初級、6級~4級が中級、3級~1級が上級というようにレベルが分かれています。初級編では主に英語脳の創造に注力し、中級編では本格的にリーディングに入り、文法を憶えていきます。上級編では初・中級編で身につけたことを発展させ、さらに実践で使える形に仕上げていきます。

 各級の所要時間の目安として、

・初級編→120時間(約24ヶ月)

・中級編→225時間(約3.77.5ヶ月)

・上級編→450時間(約4.59ヶ月)

 となっています。あくまで目安であって、学習時間より各級の趣旨を理解して、確実に進めることが大事です。焦って進もうとしてしまうと、英語が仕上がらず、知らず知らずのうちに日本語で理解する癖が出てしまい、元の木阿弥になってしまうかもしれません。落ち着いて着実に進めていきましょう。また、人によっては早く訓練を終える場合もあるかもしれませんが、しっかりと内容を習得できているか厳しくチェックしましょう。

 

英語を母国語のように使いこなせるようになるまでは、短期記憶ではなく、長期記憶として英語を身につけなければなりません。人には得意不得意があるので、項目によって時間のかかるものがあるかもしれません。しかし、英語を習得するためには、一歩一歩着実に進むしかないのです。ある程度の時間をかけて何度もしっかり覚える、また時間をあけて思い出すように学習することで、英語が短期的な記憶から長期的な記憶に移行していきます。英語は繰り返すことが重要です。時間をかけた分だけ自分のものになるのです。

 

2.初級編で英語の礎を築くこと

 英語を母国語のように自由自在に使いこなせるようになるかは、自分の中に「英語回路」を創れるかどうかにかかっています。そのためにも「英語上達五原則」を忘れずに学習していきましょう。

 

<英語上達五原則>

日本語に訳さない

  -Think in English, speak in English

発音記号で読む

‐カタカナで読まない

多聴・多読

‐自分のレベルに合ったものをたくさん聴いて、たくさん読む

積極性を持つ

‐失敗、間違いを恐れない。恥をかいてこそ上達!

毎日続ける

‐使わない筋肉が衰えるのと同じく、脳も使わないと衰えるため、毎日継続する

 

 初級編で特に習得すべきことは以下の事項です。

英語の音声的特徴になれる

◆英語センテンスの全体のリズム感を、歌を通して体で感じるようにする

◆ものの名前(名詞)を英語で覚える癖をつける

◆動作(基本動作)を英語で聞いて、体を動かすことで、心と体で理解する

◆名詞や動詞、形容詞を、日本語に訳さず、直接理解できるようになるまで反復練習を行う

◆アルファベットを覚え、筆記体でも書けるようにする

◆発音記号で読めるようになる

◆簡単なセンテンスを、日本語を介さないで聞いて理解し、そのセンテンスの読み書きができるようになる

 

 初級編ではまず、英語の音声的特徴に慣れることが始めます。特に英語は日本語の

倍以上の母音があるため、子音以上に聞き取りと発音の訓練が必要です。

 個々の単語の発音も大切ですが、それ以上に大事なことは文全体のリズム感です。

日本語の文章を声に出すと、どちらかというと均等で平坦な感じがします。しかし、

英語には文の中に強弱、緩急のリズムがあります。このリズム感を、歌を通して体で

感じることが「英語らしさ」を身につける早道です。

 

3.10級のテキストで英語の音と基本表現に慣れること

 10級で使うテキストは子供向けのテキストですが、その分英語に親しむ配慮がさ

れているため、大人が準備体操をするつもりでやるのにも適しています。基本的な表

現も詰まっているので、子供向けと侮らずチャレンジしてみましょう。

 

<使用するテキスト>

 英会話たいそう Dansinglish

松香フォニックス研究所(著)DVD版本体

価格3,800, CD版本体価格2,000

 

 

 

 

 

 

❷ 歌っておぼえるらくらくイングリッシュ1

アルファベット・数字・将来の夢

成美堂 金森強(監修) 成美堂・教育研究開発室(編)CD版 本体価格3,800

 

 

 

 

 

はじめてのアルファベット練習ノート

遊んで楽しく英語のおけいこ

国際語学社編集部(編)本体価格952

 

 

 

 

 

『英会話たいそう(Dansinglish)』は全身反応教授法(TPR)のやり方を取り入れて英語表現の基礎を自然と身に着けることのできる優れものです。DVD版とCD版がありますが、内容が分かりやすいのでCD版でも十分です。

子供用となっていますが、本当は子供以上に日本の英語学習法(言語中心の学習法)によって悪い癖ができてしまっている大人にこそお勧めの体操です。スポーツの本格的練習に入る前の準備体操のようなものなので、大人も英会話たいそう(体全体で覚える学習法)で脳の筋肉を柔らかくほぐしてください。

 

 『歌って覚えるらくらくイングリッシュ1』は、英語を楽しく、元気よく練習する

ためにはもってこいのテキストです。日本語を交えずに英語で丸ごと覚えてしまうこ

とで、英語回路の基礎ができていきます。

32の歌が収録されていますが、全部やると結構基本的な英語表現が身に着きます。「アルファベット、あいさつ、自己紹介」から始まって、「色、曜日」「1から100までの数の数え方、算数」「天気、時間」「好きな野菜、お気に入りの料理」「将来の夢、私のなりたいもの」「誕生日の歌」など、かなり盛りだくさんです。

 

『はじめてのアルファベット練習ノート』は、はじめの一歩のアルファベットから、身の回りのものの単語練習、穴埋めクイズなど、楽しく練習できます。本に直接書いて練習できます。ラジオ体操代わりに毎朝この英語体操を行えば、心も体も自然と英語モードに入れます。

 

『英会話たいそう(Dansinglish)』と『歌って覚えるらくらくイングリッシュ1』は、どちらもTotal Physical ResponseTPR全身反応教授法)という、体を動かしながら学ぶ学習法を取り入れています。TPRはアメリカのサンホゼ州立大学心理学教授、James Asherによって開発された第二外国語習得法です。彼によると、新しい言語を習得する方法は、第一言語を習得するときに、いわば暗号解読をするような過程を通じて内面的に習得したのと同じであると言います。

彼は子供が母国語を習得していく過程を観察して、親と子供のコミュニケーション

言語と身体的動作を組み合わせて行われていることに注目しました。親が言っていることに子供が正しく反応する時、親は言葉にして子供の理解が正し方ことを褒めてあげます。何ヶ月もの間、子供は親の言っていることを聞いて消化しますが、自分から言葉を発せるようになるには長い時間がかかります。この期間に言語の内在化と暗号解が生じています。やがてこの期間の後には、子供は自ら自然発生的に言葉を話すようになります。

 この訓練法の特徴は、命令形の形で動作をさせること、話すことを絶対に強要しないことの2つが挙げられます。

 

『歌って覚えるらくらくイングリッシュ1』のTouch Your HeadTPR入門曲として使えます。

Touch Your Head

Touch your head. Touch your nose.

Touch your eyes. Touch your eyebrows.

 

Touch your mouth. Touch your shoulder.

Touch your elbow. Touch your hand.

 

Touch your chest. Touch your back.

Touch your stomach. Touch your knees.

 

Please stand up. Please turn around.

Smile. Please sit down.

 

Close your eyes. Open your eyes.

Open your mouth. (You look silly.)

Close your mouth. And smile.

 

和訳)

<(頭に)さわってごらん>

頭にタッチして。次は鼻。

(両)目。(両方の)まゆげ。

 

口にさわってごらん。次は肩。

ひじ。自分の手。

自分の胸にさわってごらん。次は背中。

おなか。(両方の)ひざ。

 

立ち上がって。(両)目を開けて。

口を開けて。(それはちょっと変)

口を閉じて。はい、笑って。

 

動作にすることのできない抽象的な内容はTPRでは習得できませんが、このように身体を動かしてその部位を覚えていくことができ、新しい言語を訳さないでそのまま理解できるようになったという達成感を経験することができます。

 

4.毎日必ず「チェックリスト」でチェックすること

確実に英語を母国語のように使いこなせるレベルまで自分1人で努力するためには継続するための工夫が必要です。確実に練習メニューをこなすためには、この学習法を良く理解している「アイザック外国語スクール」のようなところで指導を受けるのが理想的ですが、それができない場合は親や兄弟に「チェックリスト」で、練習を怠けていないかどおうかチェックしてもらう必要があります。頼める人がいない場合は、自分で自分をチェックしてください。

 

10級練習メニューチェックリスト>

(平均練習時間:20時間、10日~20日)

□『歌って覚えるらくらくイングリッシュ』で身近な名詞、挨拶、自己紹介、週の曜日、1から20までの数字、色の名前、将来の夢などを歌って練習する

□アルファベット、挨拶、自己紹介

□色、曜日

□数字、英語で算数

□動作、体の部位

□天気、時間

□将来の夢、私のなりたいもの

□『初めてのアルファベット練習ノート』でアルファベットの読み書きができるように練習する

□『英会話たいそう』で、体を動かしながら基本表現に慣れる。(ゼロから始める初心者以外は、『英会話たいそう』だけでも構いません)

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