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医学部受験生の悩み相談Q&A!プロの臨床心理士はこう答える

医学部受験生の悩み相談Q&A!プロの臨床心理士はこう答える

医学部受験生のよくある悩み・相談を、臨床心理士としてこれまでカウンセリングしてきた経験を踏まえて、お答えいたします。

Q. どんな心の持ち方で勉強すればよいですか?

世のため人のために生きる最高にすばらしい目的のために勉強するのです。なぜなら、脳力、能力が最大限発揮されるからです。

脳外科医の篠浦伸禎先生の著書『人に向かわず天に向かえ─脳外科最前線の臨床でわかった人間学の効用』によると、自分だけでなくあらゆる人が幸せに生きていくことができる社会を目指す「公の精神」をもって生きることで脳がストレスに強くなり、持てる力を発揮できると言っています。

このように、身体も脳も、自己中心、自己満足ではなく「他のために役立ちたい」「他者を喜ばせたい」という動機でものごとをなすとき、最もよい状態になるようにできている、つくられています。


受験勉強の健康管理だけでなく長生きできる3ポイント

食生活、運動、心の持ち方の3ポイントを気を付けるとより長生きができます。なぜなら、この3つが血液の炎症の数値を低くするからです。

高齢化社会に伴い、老年学などにおいて、健康で長生きしている人々についての研究が多くなされるようになっていますが、その中で100歳前後になっても健康を保ち生き生きと過ごしている人たちの共通点がわかってきました。

それは血液において「炎症」を示す数値が低いということです。そして、炎症を抑える生活習慣を調べると、食生活、運動、心の持ち方の3ポイントが見えてきました。

心の持ち方のポイントは?

特に、心の持ち方についてみてみると、自分に関することで満足感をもつのではなく、他者に喜んでもらって満足感をもつことが炎症を抑えることに関係していることがわかりました。(参考:20161029日放送 NHKスペシャル『あなたもなれる健康長寿 徹底解明100歳の世界』)

ですので、医師を目指すみなさんは、まさに世のため人のために生きる最高にすばらしい目的のために勉強しているのですから、その目的を忘れずにいれば、よりよい結果が出るはずです。

Q. 医学部受験勉強で挫折した場合は?

どんなことであれ、夢や目標をもって取り組んでいれば、すべてが順風満帆とはいきませんね。挫折はつきものです。

東大社会科学研究所の玄田有史教授の『希望学』によると、「希望の多くは実現しない。希望はほとんどの人にとって失望に終わる。

しかし、希望を持ってその後に断念を経験することで、初めて実感できる自分と社会との関係がある。今まで自分が望んでいたことが自分の現状からは困難だと感じた場合、当然ショックを受ける。だがそこから始められる、そしてそこからしか始められない希望の調整や軌道修正のプロセスがある。

そんな挫折を経ることで初めてわかる自分の可能性や適性がある」とし、調査から、中学生のとき希望する仕事があったけれども、その後挫折を経験して希望を修正した人は、希望をかなえた人以上に、やりがいのある仕事に出会えていることを示しています。

失望や挫折を経験することが、本当の自分の可能性を見出すことになり、真に充実感の得られる仕事に出会えるとしています。挫折からは得るものが成功以上に多くあるのです。

  

Q. 長い受験勉強、どうやってモチベーションを保つ?

どんな精神状態であってもそれにとらわれず、外に注意を向けて、小さなこと簡単なことでいいのでやるべきことをやってみましょう。なぜなら、人間の感情は自然現象なのでにコントロールできるものではないからです。

モチベーションを保つ方法については、すでに様々な効果的なものが紹介されていると思いますが、ここでは精神医学の分野から、森田正馬(1874-1938)が考案した精神療法「森田療法」の考え方を紹介したいと思います。森田療法によると、人間の感情は自然現象であるので波があって当然であり、人間にコントロールできるものではないのです。ところが神経症の患者は気分本位(感情だけに注意が向かっており感情をなんとかしようとしてふりまわされて生きている)であり、それを目的本位(意識を外に向け、感情に関係なくなすべきことをなす)に変えていかないといけないというのです。

この考え方からみると、長い受験勉強、いろいろな事情からやる気が出ないときがあって当然です。とくに女性はバイオリズムから、わけもなくイライラしたり落ち込んだりするような時期が周期的にやってきます。そのようなとき「やる気が出ない」「気分がのらない」といった感情にばかり注目し、なんとか変えようとするのではなく、「しょうがない。こういうときもある」とあるがままに受け入れ、どんな精神状態であってもそれにとらわれず、外に注意を向けて、小さなこと簡単なことでいいのでやるべきことをやってみる。するといつのまにか集中できていたり、多少なりともはかどっていたりするものなのです。

Q. ここぞという時に実力を発揮するには?

静かな場所で座り、目を閉じ、呼吸を意識しながらリラックスし、次第に外界に注意を向けて様々なことを感じ取っていくというものですが、これを毎日20分してみましょう。勉強のパフォーマンスが向上します。なぜなら、必要なときに最適な脳の状態にもっていくことができるからです。

近年、脳科学や精神医学において、「マインドフルネス」が注目されています。これは禅や瞑想の西洋版といった感じのものですが、マインドフルネスを日常的に実践することで、能力が発揮されたり、心の健康が保たれたりするという多くの実証研究があります。(参考:2016821日放送NHKサイエンスゼロ『新・瞑想法“マインドフルネス”で脳を改善』ほか) 

Q. 受験勉強するうえでスマホ、テレビ、漫画とどう付き合う?

心の声を大切にして、その通りに行動しましょう。なぜなら、良心の声、直観が一番よい方向に導いてくれるからです。

プロ講師の益森直義先生の著書『京大家庭教師が教える やる気が続くシンプル勉強法』にあるように、何かに直面したときパッと最初に感じること(直観あるいは良心の声ともいえます)が自分を一番いい方向に導いてくれます。

勉強に集中するためには、スマホもテレビも漫画も見ない方がいい、見てもちょっとした気分転換程度にして、最小限にすべきだ、というのは誰でも感じることだと思います。

この心の声を大切にし、そのとおりにすることが大事です(あっ今はこれはやめといたほうがいい、今日は〇分間ならしてもいいかな、など)。その為には、意志を強く持つ必要があります。
 

Q. 恋愛、友達からの誘いはどうする?

恋愛にしても、友人関係にしても、あまり感情を揺さぶられるような関わりは避けるべきです。なぜなら、勉強に集中できなくなるからです。

ただ、友人との関わりに関して、前述の玄田有史先生が『希望のつくり方』の中でこんな興味深いことを述べています。就職において、自分に適したやりがいのある仕事に出会うために重要なのは、資格や語学力以上に、友人とのゆるやかなつながりWeak Ties(ウィーク・タイズ)であるというのです。

「自分だけでは本当に自分に向いている仕事を知るのには限界があります。そんなとき家族や友人に相談することがあるでしょう。しかし日常的にいつも一緒にいる人というのは、案外自分と同じような情報や判断材料しか持っていないものです。

それに対し、遠くにいてたまに会うくらいの関係にある人ほど、自分と異なる経験をし、自分と異なる価値観を持ち、自分と異なる情報を持つことが多かったりします。

そんな人との会話から思いがけないヒントが得られたりするのです。」これは就職だけでなく、進路を選択するときにもあてはまるのではないでしょうか。「ウィーク・タイズ」。覚えておきたい人間関係の持ち方です。

 

Q. 睡魔については?

 眠くてたまらないときは、20~30分の仮眠をとりましょう。なぜなら、脳科学的根拠で30分の昼寝によって、脳と身体の疲れが回復するからです。

アメリカのNASAの研究では26分の仮眠によって、仕事率が34%アップ、注意力が54%アップしたそうです。

それだけでなく、1日30分の仮眠は疲労回復、認知症予防、心臓病予防、糖尿病予防という身体の健康という観点からも非常によいです。


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保護者向け

Q. 受験生の子供との接し方は?

子供に対して親が勉強しなさいと命じるのは避けましょう。なぜなら、勉強するのは子供の課題だからです。

子どもの力を伸ばす接し方については、コーチングをはじめ様々な方法が本や教育雑誌で数多く紹介されていますね。ここではアドラー心理学の考え方を紹介したいと思います。

アドラーは「課題の分離」ということを述べています。例えば、「子どもが勉強するのかしないのか、遊びに行くのか行かないのか。本来これは子どもの課題であって、親の課題ではありません。勉強するのは子どもの課題です。そこに対して親が勉強しなさいと命じるのは他者の課題に対して土足で踏み込むような行為です。これでは衝突は避けられないでしょう。我々は、これは誰の課題なのか?という視点から、自分の課題と他者の課題を分離していく必要があるのです。他者の課題には踏み込まない。他者はあなたの期待を満たすために生きているのではない。しかし信じるという行為もまた課題の分離なのです。相手のことを信じること。これはあなたの課題です。」

詳しくはベストセラーになっている岸見一郎・古賀史健著『嫌われる勇気』をお読みください。

 

Q. 子供のやる気については?

お子さんのやる気が出るように、親としては身体面、環境面を整えることが取り組みましょう。なぜなら、心と体は密接につながっているからです。

身体面

まず身体面を整えるうえでのポイントは「セロトニン」です。なぜなら、セロトニンにはリラックスさせる働きがあるからです。セロトニンは生体リズムなどの生理機能や精神状態に作用する神経伝達物質で、消化管の運動を促したり、人の気持ちを穏やかに安定させる働きがあります。 セロトニンを増やす生活習慣として、規則正しい生活、適度な運動、バランスのとれた食生活などが挙げられていますが、要するに、特別なことではなく、誰でも知っている普通の健康的な生活が最も重要ということですね。 

不足すると身体的な問題のみならず、うつ状態に陥ったりするほか、様々な心の問題につながります。このセロトニンが、やる気に関わる神経伝達物質として知られているドーパミンの働きを整えます。

とくに食生活は重要で、清涼飲料水や甘いお菓子による砂糖の摂りすぎや、加工食品に偏った食生活によるカルシウムなどのミネラルの不足は、情緒を不安定にしますので注意しましょう。 

環境面

また、環境面で子供のやる気を引き出すことについては、意外かもしれませんが、風水の考え方が参考になります。なぜなら、勉強はもちろん、家族が気持ちよく前向きに過ごせる環境が大切だからです。

玄関、リビング、子ども部屋など、気の流れを乱しているものはないか、悪い気を引き寄せるような状態になっていないか、チェックしてみましょう。

 

Q. 子供の食管理は?

腸内環境をよくするためには、発酵食品食物繊維を摂ることが重要です。なぜなら、心と腸は密接なつながりがあり健康に良いからです。

数年前から話題の「腸内フローラ」ですが、これが心身の健康に深く関わっていることが明らかになっています。腸内フローラとは、腸内細菌の生態系のことで、様々な腸内細菌が花畑のような模様を作っている様子から名づけられました。 

この腸内フローラを改善することでうつ病の治療に役立てようという研究もなされています。前項のセロトニンの原料を合成するのに腸内細菌が重要な働きをしていることがわかっています。 

よい腸内フローラをもつことで、免疫力がアップすることや、アレルギー症状が抑えられることも報告されています。(参考:2015222日放送NHKスペシャル『腸内フローラ 解明!驚異の最近パワー』ほか)

 

Q. 相談相手がいない場合は?

親も本当に有益な情報を取捨選択する力を身に着ける必要があります。ですが、それが難しい場合は信頼できる予備校の先生に出会えると一番いいですね。なぜなら、現代はインターネットという便利なツールがあり、また本屋に行けば参考になる書籍や雑誌があまりに多すぎて、どれが我が子に合っているのか困ってしまうからです。


臨床心理士
木村智子

お茶の水女子大学大学院修了 臨床心理士 
江戸川大学社会学部非常勤講師(担当科目:心理学史、精神保健)

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