一度は行きたい!欧州クリスマスマーケットツアー【前編】
クリスマスマーケット【ドイツ編】
まずはクリスマスマーケットの発祥の地といわれる本場ドイツのクリスマスマーケットをお届けいたします。
ライトアップ
ヨーロッパのクリスマス飾りでは、日本のように赤・緑・青といったカラフルな電飾を使うことは少なく、白い電飾のみで飾られることがほとんどです。こちらのほうが歴史ある街の落ち着いたイメージに合っていますよね。マーケットは教会前などで行われることも多く、歴史的建造物の周りが電飾で彩られると壮観です。
食べ物&飲み物
ドイツといえばグリューワインは外せません。グリューワインは赤ワインや白ワインにシナモンやクローブなどのスパイスを入れて煮込み、熱いまま提供されるいわゆるホットワインと呼ばれるものです。お店毎にスパイスの配合が違うので、いろんなお店を周って味の違いを楽しめるのと、ワインを入れてくれるマグカップもお店毎に違います。デポジット制でワインを飲み終わった後、カップを返すとカップ分のお金が戻ってくるのですが、気になるカップは記念に持って帰るのもいいかもしれませんね。(写真のカップはちょっと特殊な形でして、中世のクリスマスマーケットをテーマにしたマーケットで売られていました。)
クリスマス飾り
ドイツのクリスマス飾りは木製のものが多いです。素朴で派手さはありませんが、温かみを感じる飾りです。また、上の写真のように家の形をしたランプシェイドも定番のアイテムでよく売られています。日本人にはお土産としても人気です。
さすがクリスマスマーケット発祥の地ということで、ドイツのマーケットは規模も大きく売っているものも多様です。ドイツ特産の太いソーセージを口に頬張りながら、片手にはグリューワイン。色とりどりのクリスマス飾りを楽しみながら街を歩くとうきうきが止まらなくなりますよ。
クリスマスマーケット【ハンガリー編】
ハンガリーは東欧の中でも落ち着いた古い街並みが印象的な街です。有名な作曲家リストの故郷でもあるハンガリーのクリスマスとは。
ライトアップ
ハンガリーも白い電飾で幻想的に飾り付けるのが一般的です。全体的に電飾は大人しめな感じでしょうか。
食べ物&飲み物
ハンガリーのマーケットでは香ばしい匂いのする肉の屋台が多く見られます。ソーセージのグリルなども美味しそうですね。またハンガリー料理で世界的に有名な料理の中にグヤーシュ(牛肉と野菜をじっくり煮込んだもの)という料理があるのですが、このグヤーシュをハンガリーの伝統的なパンに詰めてサンドのような形で売っている屋台などもあるそうです。
ハンガリーのもう一つの名産とえばトカイ地方のブランドワイン、トカイワインです。世界の中でも指折りの貴腐ワインとして有名なトカイワイン。始めて飲んだ人はみなさんその甘さに非常に驚かれます。トカイワインにはランク付けがありますが、比較的安価なのものでも十分美味しくいただけます。まだ飲んだ事がないという方はぜひ本場でお試しください。
番外
クリスマスの季節となるとマーケットは楽しいものの、非常に冷え込む季節であります。歩いていて身体の芯まで冷えたときは温泉はいかがでしょうか。ハンガリーは世界屈指の温泉国でして、首都ブダペストにも数多くの温泉施設があります。ただ日本の温泉とは少し形が異なり、日本人には非常に大きな温水プール施設のように見えるかもしれません。実際ハンガリー人は温泉はくつろぎ半分、遊び半分の場所でもあるようで、温泉につかりながら勝負する「温泉チェス」はハンガリーの温泉の名物ともいえます。
クリスマスマーケット【チェコ編】
チェコの首都プラハは観光客で賑わう東欧随一の人気都市です。その活気あふれる街で開かれるクリスマスマーケットではチェコならではのご当地商品が並びます。
ライトアップ
プラハのライトアップも周辺の国と同じように白系の電飾が多いライトアップです。街のランドマークともといえるティーン教会がライトアップされると何とも幻想的でいかにもヨーロッパの街並みといった感じになります。
食べ物&飲み物☆
こちらは一見バウムクーヘンを作っているように見えますが、チェコの伝統的なお菓子トゥルデルニークを焼いているところです。シナモンや砂糖をかけて食べるこのお菓子、生地は少しもちっとした食感で寒い中アツアツで食べると非常においしい逸品です。
クリスマス飾り
東欧周辺国ではよく売られているクリスマス定番のお菓子。なのですが、実はこれ食用というより、ツリーなどに飾っておくようなんだそうです。英語ではジンジャーブレッドクッキー、ドイツ語ではレープクーヘンなどと呼ばれているものですね。色とりどりにデコレーションされていてとても可愛らしく、このお店を見るとクリスマスを感じられます。
番外
これらのクリスマス飾りのお店以外にチェコでよくみかけるお店があります。それがマリオネット(操り人形)のお店。実はチェコではマリオネットを使った人形劇が盛んでして、観光地では様々な形のマリオネットがお土産品として売られています。チェコでは昔周辺国から支配を受けていた頃、チェコ語を禁止されていましたが、人形劇の際だけチェコ語での上映を許されていたのだそう。そんな歴史背景もあり、チェコの人にとって人形劇は大切に守っていきたい文化なんだそうです。
いかがでしたでしょうか。欧州のクリスマスマーケットはその人気の高さから、最近は日本でも縮小版が開催されるようになってきましたが、本場ヨーロッパの街で味わうクリスマスマーケットの空気はひと味もふた味も違います。ぜひ、ヨーロッパのクリスマスマーケットを楽しんでみませんか。
クリスマスマーケットでは地元のお店の人とのやり取りも楽しみの一つ!現地語でお店の人と会話ができれば、マーケットの楽しさが倍増しますよ。旅行会話なら20LからOK。まずはアイザックにお問い合わせください。