TOEIC試験本番成功のカギは時間配分

TOEIC試験本番成功のカギは時間配分

今やTOEICテストは、英語力を測るためのオーソドックスな試験になってきています。

就活の際、TOEICの高いスコアを取得しておくことで、入社希望の会社の幅が広がったり、入社後も活躍の場が多くなったりします。また、社会人にとっても、昇進や、海外出張、海外赴任者の選抜を、TOEICテストを活用して行っている企業も多くあります。

  スコアアップをするために勉強に励んでいても、なかなかスコアが上がらないということもあるのではないでしょうか。

 勉強法のコツもスコアアップをするための秘訣ですが、TOEICテスト本番の時間配分も秘訣のひとつです。TEOIC試験本番で効率よく解答するためのコツをご紹介します。

 

スコアシート3つの見方、スコアアップの活用法について

 

 TOEICテストを受検すると、自身のスコアや、現在の英語力などを分析したスコアシートを受け取ることができます。例として、アイザック外国語スクールのTOEIC満点講師のスコアシートを見ていきたい思います。

 

1.取得スコア、Percentile Rankの確認

 

 

 上部左側には受験者の情報、右側にはリーディングとリスニングのそれぞれのセクションにおけるスコアとトータルスコアが記載されます。

 満点のスコアなので、リスニング495点、リーディング495点、トータル990点という数字が記されています。

 

        

 

 ここで見て頂きたいのは自身の獲得スコアだけでなく、「Percentile Rank」という情報も記載されているところです。PercentileRankに表示されている数字は、自身よりも得点の低い人が受験者全体の何パーセントかを表しています。満点講師のPercentileRankはリスニングが97、リーディングが99なので、講師は全体の上位3%、1%の成績だということが分かります。


 2.リスニング&リーディング、自身の長所と弱点を確認

 

 

 その下の段には、習得したスコアに対する現在の英語力についてのコメントが記載されています。どちらも長所が書かれており、弱点のコメントが確認できるリンク先も記されています。

 コメントの上部に、リスニングは「400点前後のスコアを取得する受検者」、リーディングは「450点前後のスコアを取得する受検者」とあるのですが、これはコメントが取得スコア別に分けられているためです。

リスニングは、5220点、225320点、325420点、425495点という4段階のスコアで分けられています。リーディングの場合は、5270点、275370点、375495点の3段階で分けられています。

スコアに対するアドバイスをTOEICの公式ページで確認できるため、取得したスコアだけでなく、そのスコアに近い一つ上のレベル、あるいは目標スコアのレベルのアドバイスを読むことで、更に必要な英語力や、勉強法が見えてきます。アドバイスを活用して効率的な勉強に繋げることもスコアアップのコツのひとつです。

 

3.リスニング&リーディング、各5項目の正答率と平均点の確認

 

 

長所のコメント欄の下には、リスニング、リーディングそれぞれ、5つの項目における正答率が、グレーの横棒グラフで表示されます。その下の三角の横の数字は、受験者の平均点を表しています。平均点と正答率を比較できるため、正答率は低くなくても、平均点よりも低い場合は、その部門をもっと強化していくなど、スコアアップに繋がる勉強法を確認することもできます。

 

 

満点講師の正答率を見てみると、全ての項目が100%ではないのに、990点満点になっています。例えば、「リスニングの長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる」という項目の場合、正答率は96%です。TOEICの採点方法は統計処理によって算出されるため、平均点以上の場合は正答率が100%でなくても減点されてないことが分かります。

 

TOEICテスト本番の時間配分、2つのコツ

 

 上述したスコアシートの3点を確認することで、スコアアップに繋がる勉強法を見つけることができ、効率的に学習するために活用することができます。

 本番までの効率的な勉強も大切ですが、本番の時間配分によってもスコアに差が出ます。TOEICテストは、約2時間という決まった時間内でパート1~7の問題を解かないといけないため、11問に多くの時間を費やすことはできません。効率的に解答し、スコアを取得するためのコツを2つ紹介します。

 

コツその1.分かる範囲の問題は確実に解答し、最後まで解くこと

 

 TOEICテストは、毎月ごとに問題が変わります。また、配点が5990点と、英語初心者から上級者まで様々なレベルに合わせた問題が散りばめられています。そのため、英語力によってはすぐに解答できるもの、いくら考えても解答できないものもあります。分からない問題に時間をかけすぎたり、11問熟考したりしていては時間内に解くことは難しいでしょう。

現在の英語力で解答できる問題とできない問題を瞬時に判断し、確実に解答できる問題はしっかり解答し、最後の問題まで解くことが大切です。

 

コツその2.目標スコア別の時間配分を知ること

 

 例えば、600点を目標スコアとする場合、文法の穴埋め問題が出題されるパート5に掛けられる時間は約15分程度が目安です。

パート7まで辿り着かなくても、パート1~5までの問題を確実に解答し、正答率を上げられれば、パート7の正答率が低くても600点のスコアを取得することは可能です。そのため、パート5で多少時間はかかっても、確実に正答率を上げていく必要があるのです。

 

また、目標スコアが900点の場合、英語力がある程度身についていればすぐに解答できる問題も多いでしょう。パート5にかける時間を約8~10分程度にし、残りの時間をパート7に有効活用できます。900点を目指す場合はパート7まで全て解答し、その上で正答率を上げる必要があります。より時間配分に気を配って確実にスコアを取得できるよう本番までの学習で訓練しておくといいでしょう。

 

上述した2つのコツ以外にも、時間配分のコツはパートごとにあり、その中でも効率的な解答法が様々あります。TOEIC満点講師が所属するアイザック外国語スクールでは、マンツーマンで生徒さんのレベルに合わせたスコアアップのためのコツをお伝えしています。

短期間に高いスコアを目指す方、スコアアップに悩んでいる方、更にコツを知りたい方、何から勉強していいか分からない方など、大歓迎です。

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