インドネシア語講師イルワン先生へインタビュー。インドネシア語体験レッスン実施中(無料)

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バイリンガル講師から学ぶ「楽しいインドネシア語」

 

インドネシア語講師

イルワン・エフェンディ・ラウディン先生


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イルワン先生は2014年の4月に来日されました。大学生の時からセキュリティに興味があり、インドネシアで通っていた大学の教授から、日本は安全な国だから日本で勉強してきたらいいと勧められたのがきっかけで日本について勉強を始めました。

インドネシアで日本語を10年ほど母国で学びながら、日本語の講師をしていたのですが、2年前来日してから日本語学校に半年間通い、現在は大学院に通いながらアイザックでインドネシア語の講師をされています。

 日本語とインドネシア語の講師を両方経験されているイルワン先生から、両国の言葉や生活の違い、インドネシア語を学ぶ際のポイントなどについてお話を伺いました。


 

インドネシア人はみんな「ゴム時計」を持っている?!


Q.インドネシアと日本で文化の違いや、生活のギャップを感じたことはありますか?

 

A.時間に対する感覚の違いを特に感じました。日本は時間に厳しいですが、インドネシアでは待ち合わせの時、30分から1時間ほど相手を待たせるのは当たり前のようになっているので、気にしないんです。適当な言い訳を作って謝れば許されるんですね。ですが日本はインドネシアとは違い、時間に関する考え方がとても厳しいと感じています。例えばアルバイトの面接でちゃんとした時間に間に合わなかったら、その人の評価はすぐに落ちてしまいます。

インドネシア人のジョークに、「ゴム時計」を持っているというのがあります。時計がゴムみたいに凄く伸びる、つまり、時間を気にしないという意味。このようなジョークがあるほどインドネシア人は時間のことは全く気にしない性格なんです。最初日本に来た時は、約束の時間をきちんと守るという習慣がなかったので、時間に遅れて怒られたりしたことも結構ありました。それからはちゃんと時間を守る努力をするようにしています。

 

その他に、生活に関することとでいうと、日本は非常に進んでいてとても便利だと思います。インドネシアはあまり進んでいないので、インフラや交通機関などもまだまだ発展していないし、渋滞や安全面においても日本とは比べ物になりません。日本の便利な点は、電車であちこちいけるし、飛行機の代わりに新幹線に乗って行けるところですね。インドネシアは電車もそこまで発展していないし、新幹線もありません。必ず飛行機に乗って行かないといけないんです。バスもそんなにきれいじゃないし、安全ではありません。インドネシアと日本は同じ島国なのに全然発展の度合いが違うんです。

治安の面でも、インドネシアは8割がそんなに安全とは言えません。観光地だったらまだましだとは思いますが、他の町に行ったら気をつけないといけないですね。日本では夜、女性が一人でも歩けますが、インドネシアでは午後の9時以降は危険なので、男性でも1人で出歩かない方が良いです。日本人がよく知っているバリ島もインドネシアの地域なのですが、バリ島はもともと観光地なのでそこまで危なくはないですが、それでもやっぱり治安はあまり良くないので気をつけた方が良いです。

 


教育のポイントは、「楽しさ」


Q.授業では何をポイントに教えていますか?

 

A.楽しく、生徒が興味を持てる授業をするようにしています。勉強は知識を得ることですが、知識を得ることより、その知識を身につけながら、楽しい授業にすることが教育のポイントだと思っています。

例えば、語学を教える合間にインドネシアと日本の生活の違いなどについて教えたり、さきほど話した「ゴム時計」のように、インドネシア語の冗談を教えたりしています。それから、学生が何に興味を持っているかを知り、インドネシア語とその興味を持っていることとの接点を探して、それと同じように楽しいことがインドネシアにもあるということを教えています。

 


実は、日本語を教えるより難しい


Q.インドネシア語を教える点で大変なことはありますか?

 

A.インドネシアでは日本語を教えていたので、自分が日本語を勉強した経験を同じように生徒さんに伝えることをしていました。ですが、インドネシア語は既に母国語なのでインドネシア語を教える時には日本語の時のようにはいきません。インドネシア語を教えたのは初めてだったので、最初は結構大変でした。自分にとっては当たり前の言葉で、自然にできる言葉を教えるのは、言葉の意味や文法などきちんと説明できないといけないので、たくさん努力してきました。インドネシア語を教える方が日本語教えるよりもっと難しかったです。

 その難しさを克服するために、まずは様々な本に載っている説明を読んだり、それからネット上にある情報を探したりしました。また、インドネシア語を教えている友人にも色々と聞いたり、連絡したりして改善していきました。

アイザックで教え始めて日が浅いので、これからもまだまだ自分が知らないといけないことがいっぱい出てくると思います。ですが、生徒さんの質問にはできるだけ全部答えられるように努力していきます。

 


インドネシア語への親しみを感じてもらう

Q.生徒のモチベーションを引き出すためにやっていることはありますか?

 

A.生徒さんがインドネシア語を学ぶ際に一番難しい点は、インドネシア語にある言葉の変化だと思います。日本語にも動詞の変化がいっぱいありますが、インドネシア語には、動詞以外のどんな言葉にも変化があります。変化のルールがないので、時々はこんな感じになりますということを、日本語の「来る」と「来ます」の動詞に例えたりして教えています。そのような言葉の変化がたくさんあるので、結局はそれを全部覚えないといけません。

とはいえ、言葉は人と人のコミュニケーションをするためのものだと私は思っているので、暗記しないといけない言葉の変化については、とりあえず言葉自体の意味が分かれば全然問題ありませんといいます。初めからきちんと正すのではなく、インドネシア語に親しんでもらい、生徒さんのモチベーションを上げられるようにしています。

 


生徒さんとフレンドリーな関係になる


Q.生徒さんとどのようなコミュニケーションをとるように心がけていますか?

 

A.生徒さんとフレンドリーに授業ができるよう、授業を始める前に、「どこから来ましたか?」、「誰と食事しましたか?」、「昨日何をしましたか?」、「最近は何がありましたか?」というようなことを話します。そういうことをちょくちょく話すことで、生徒さんとより近づくことができ、生徒さんのことを知ることができます。生徒さんと親しみのあるコミュニケーションを取れるようにしています。

 


スタッフの優しさと、母国語を学んでくれる生徒との出会い


Q.アイザックの講師をやっていて良かったと思う点はありますか?

 

A.アイザックのスタッフの方々が優しく接して下さることですね。「元気?」って挨拶してくれたり、帰る時は「気をつけて」って言ってくれたり、先生たちを気にかけてくれるのが嬉しいです。

また、私の母国語のインドネシア語を勉強したいと思ってくれる生徒さんとたくさん出会えるので、その点もとても嬉しく思っています。

 


楽しい学習の時間にしましょう!


Q.これからインドネシア語を上達させたいと思っている人たちへのアドバイスをお願いします。

 

A.インドネシア語は、日本語のローマ字と同じ読み方なので、日本人にとって読んだり、発音することはそんなに難しくないと思います。一見易しく見えるかもしれませんが、難しいことももちんあります。文法面に関しては、言葉の変化がたくさんあるので難しいと感じるかもしれませんが、そこがインドネシア語のおもしろいところでもあると思います。

誰かと会ったり、何かをしたり、様々な経験をする毎日の中、同じ1日はひとつもなく、ひとりひとり違う11日が人生の勉強になるでしょう。インドネシア語を学ぶ時間も大切なので、楽しい学習の時間にできればより言葉が身につくのではないでしょうか。これからアイザックで出会う皆さんにとって、そんな授業を一緒にしていけたらと思います。


最後に

アイザックではバイリンガル講師からマンツーマンでレッスンを受けることができます。少しでもインドネシア語に興味をお持ちでしたら、まずは無料体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか?


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