第13回目はちょっと視点を変えて日本語をご紹介致します!日本語を語学の視点から見るとどういった言語に属するかって意外に知らないですよね(=o=;)!
日本語
言語系統:日本語の起源は現在様々な説が提唱されており、明確な起源はわかっていない孤立言語とされています。
文字:ひらがな、カタカナ、漢字で表されます。世界の言語の中でも文字の種類は非常に多い部類に入りますね。
話されている国:日本国内
その他:日本語は世界の言語と比較すると、文法に関しては決して難しい言語ではありません。発音も母音や子音の種類は少ない方です。学習者にとって大きな壁となっているのは、単語数の多さにあると言われています。一般的な名詞や動詞はもちろん、擬音語や擬態語、助数詞の多さが世界の言語の中でも群を抜いています。また漢字、ひらがな、カタカナのスリーコンボで表記される文字もかなりやっかなようです。
【日本語学習者がよく混乱する表現】
今回も英語の時同様少し趣向を変えまして、日本語でややこしい表現を集めてみました。
1. 春になったら、花が咲きます。
春になると、花が咲きます。
”~と”、”~たら”ともに条件を表す表現です。しかしこの2つ全く同じというわけではないですよね。少し「春になったら、花が咲きます。」という表現は不自然な感じがします。
春になったら、父が帰ってきます。
春になると、父が帰ってきます。
こちらの例の方が分かりやすいでしょうか。"と"は自然現象的や習慣的に起こることをさし、"たら"がもっと限定的な条件であるとおわかり頂けると思います。
2.雨に降られた…。
よく日本語では「雨に降られた」なんていう、受身の表現を使いますが、これは英語などにはない表現です。 I was rained ...(~o~)?ってなります。日本語は被害や迷惑を受身で表す表現があるんですね。
3.窓が開く VS 開ける
単語数が多い一つの要因ですが、自動詞、他動詞の対立した動詞がたくさんあるのも初級では難しいものです…。
さてさて、みなさん外国語ができないから外国人とは交流を図れないとお思いではないですが。今、ありがたいことに日本語を学習して下さっている外国の方は世界にたくさんいらっしゃいます。もし英語や外国語でコミュニケーションが難しいのであれば、まずはそんな日本語学習者の方々とコミュニケーションを取ることから国際交流を始めてみてはいかがでしょうか。
その際のポイントが一つ!日本語学習者、特に初級の学習者と話すときは「です」、「ます」で話してみてください。これは日本語の学習過程に由来するのですが、独学やサバイバルで覚えたのでない限り、日本語学習者は「今日、6時に友だちと会うよ」という表現の前に「今日、6時に友だちと会います」という「です」、「ます」体を先に学習することがほとんどです。カジュアルの方が聞き取りやすいのではと思わず、「です」「ます」で話してあげてみてください。(ちなみに敬語は上級表現になるので使わない方が無難です。あくまで「です」「ます」を。)
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