こんにちは

ルーマニア語レッスンを受講され、旅行されたF様のとっておきの体験記が届きましたので2回に分けて紹介させていただきます。

1枚目の写真はブカレスト空港出口 ↓↓


このコロナ禍での旅行。

なかなか勇気のいる決断でしたが、思い立ったらどうしてもやらないと気が済まない性分の私は日本を飛び出しました。

渡航先はルーマニア。なかなか事前の情報を得ることも難しい国です。

まず行くからには長めに滞在するということで、少しでも言葉が分かったらという思いと何か危険が及んだ際に自分を守るくらいの勇気を持つためにアイザックにてルーマニア語を急遽学ぶことにいたしました。

旅行に即役に立つというカリキュラムを特別に組んで頂き、5回通学致しました。

担当のアリナ先生の陽気な人柄、お話を楽しみながら挨拶から始まり、何が欲しいかと伝える文章、そして、どこに行きたいかなど、わずか5回の受講でしたが、実際とてもとても役に立ちました。

事前に日本大使館の情報を書き留めたり、手厚い海外保険に加入したり、こんなに事前に準備した旅行はかつてありません。

葛藤に葛藤を重ねた旅行は本当に素晴らしい結果となりました。

先生から前情報で色々聞いていたことがとても役に立ちましたし、なんとなく妙に安心して渡航出来ました。

 イスタンブール空港でのトランジットは結構ドキドキでした。というのも、空港がすごく広く、綺麗な近代的な感じで、しかもすごく人が多くて、世界はすでに動いていると身をもって感じました。ワクチンを接種してもなかなか経済が動かない日本が本当にもどかしく感じた瞬間です。

1km位歩いたんじゃないかと思うほど次の搭乗口までかかりました。電光掲示板のみを頼りに一人強く歩きました。隙がないよう。。

手荷物検査もごった返していて密でした。外国の方はレディーファーストが当たり前という認識でおりましたが、なかなか全員ではないようで、小さく納まっていたらどんどん抜かされてしまうほど、殺気すら感じる場所でした。

 

ブカレスト空港に到着し、いざ!とドキドキしておりましたが、とても小さな空港でした。

入国審査の担当者のやる気のなさが気になりましたが(笑)、書類はすべて完璧(ワクチン接種証明書、日本ではまだワクチンパスポートがないので、区で発行したものでOK.そして羽田空港にて渡されたA5サイズの書類、記入項目はスティ先住所、電話です。←これが必須みたいでよその国からの方はこの用紙を慌てて記入しておりました。陰性証明書は実際にはルーマニア入国では必要ありませんでしたが、羽田空港で確認を受けました)

書類は完璧な私はほぼ1番に入国審査に向かいましたが、実際に空港に迎えに来る、会う者のIDが求められかなり焦りました。IDが必須の社会のようです。日本でいうマイナンバーカード(いずれ)みたいなものでしょうかね。

 

友人に迎えにきてもらい無事、旅行がスタートしました。

↓↓ブカレスト市内

ブカレストは驚くほど車社会。朝晩のラッシュはかなりひどい状態とのことです。

道幅はものすごく広く片側6車線とかあるんです。しかもパーキングがほぼない。なので、道の両端にダーーーーーっと駐車されているという驚き。縦列駐車の腕前が必須です。

車種的には日本車ももちろんちらちら見かけましたが、ベンツ、アウディ、フォルクスワーゲンが多く、韓国のヒュンダイ、キア、そしてジャガー、アルファロメオ等は少数でした。屋根なしの路上パーキングゆえ、ピッカピカに車を磨くという認識はあまりないようです。

交通手段としては車が最も多く、路面電車、バス、そして通常の電車、タクシーという感じです。

タクシーはすべて黄色です。深夜にもバスなど走っており便利です。また車の運転はひどく荒いです。例え免許があってもあのアグレッシブなところに参戦するまでには度胸が必要ですね。ただ感心させられたことは横断歩道に人がいたら、全員が全員、停車します。マストです。

それゆえなのか、歩行者のために作られるような信号がない気がします。歩行者がいたら停車、この感じは驚くほどの徹底ぶりで感動しました。

 

ブカレスト中心街はものすごい数の噴水がライトアップされており広い公園のように整備され(おそらく金曜は歩行者天国のようになっている)、中心街だけでなく、道路もしょっちゅう道を綺麗に洗う車が走っていて、公園という公園すべて整備されていて、社会主義国を感じました。外では一切マスクをしなくていい状況、スーパーやモールなどに入る際のみ、マスク着用でした。

下調べ段階で、ルーマニアではワクチン普及があまり進んでおらず30%以下とか、そんなレベルの国事情でした。が、ちょうど、帰国するとき9月末に新しいルールが設けられ、ワクチンパスポートのようなグリーン証明がないとカフェテラスにさえ入店できなくなりました。

なので、私の友人もやっと接種しないとならないと話しておりました。

テラス席のあるレストラン、カフェが大層多く、しかも日本人女性なら誰でも素敵!となるような湖畔のレストランや公園のカフェレストランや、とてもとても魅力的な街並みです。センターという中心街には古い歴史を感じる重厚感のある建造物が多く見られ、湖畔や少し離れた場所は今とても開発が進んでいるらしく近代的なアパートメントの建築中物件が多く見られました。

首都とはいえ、小さいブカレスト内には静けさと整備されて心地よい湖の散歩道。綺麗な公園、中心街さえ街路樹がとても多く、緑豊かで、都会的な楽しみも、ちょっと避暑地的な楽しみも、すぐ近くで味わえるという贅沢な街と感じました。

そしてレンタサイクルならずレンタルキックボードが街の至るところで見受けられます。あれっ自転車見たかな。。。?くらいです。

 

滞在中友人のお母さんがお食事に招いてくださってルーマニア料理を頂いたり、そのご家族が作っているワインを頂いたり、帰国の際はお母さんの手作りのペースト?みたいなものまで頂いたりただの旅行以上の楽しみを感じました。また、ご家族の誕生日パーティーにもお邪魔し、そこはブカレストから車で1時間半くらいの田舎のほうの家でバーベキューを楽しみました。会いたかった甥っ子とも持参したチョロQのおかげで()仲良しになりました。

 

旅行前に山がお勧めと先生からもお聞きしていたのですが、山の天候がうまく予定と合わず、今回は見合わせましたが、その代わりに黒海に一泊旅行して参りました。ブカレストから約3時間半くらいはかかります。車がないと行けない!?感じはしましたが、シーズンにはもしかしたら長距離バス等あるのかもしれません。道中見える景色はまったく地平線!何もない!草原でもなく、作物のない畑??のような感じです。

高速道路はアグレッシブなお国柄、そもそもの制限速度がたぶん120とか140とか?160km位で飛ばしている車ばかりです。覆面とかの心配は皆無のようです。途中頻繁にサービスエリアもどきがありますが、日本のものを想像したら笑えてきます。ただのトイレと、ガソリンスタンド(小さめ)だけです。フードコートもなければコンビニもどきもありません。

そうそう、市内のガソリンスタンドはほぼセルフ、そして、わざわざ敷地内のコンビニみたいなところでのお支払いです。高速道路運賃も同じで、入り口手前?のガソリンスタンドの中でお支払いをしておりました。お札にはびっくりしますよ。紙じゃないんです。プラスチック??絶対に切れない。そして

コインはまったく流通していないと言っても過言ではありません。

先生からもお聞きしておりましたが、たぶん、小銭部分のお会計はいいや!レベルみたいです。

ただスーパーのお会計は進んでいてセルフレジがダァァーって並んでいます。そこでカード決済じゃないとコイン出てくるはず。


まだまだお話は続きます。

明日のブログをお楽しみに!