【リアルなデンマーク語と現地での生活が学べる】西村先生のデンマーク語レッスン

【リアルなデンマーク語と現地での生活が学べる】西村先生のデンマーク語レッスン
デンマーク語講師

西村篤子先生


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 デンマークに在住し、現地で会社勤めや、日本語講師としての経験をされてこられた西村先生。語学教育のスペシャリストから、デンマークでの生活で感じた、現地の魅力や、デンマーク語のレッスンの様子などを伺いました。

 

常に抱いていた語学教育への関心


Q. デンマーク語を教えることになったきっかけは何ですか?

 

A. 198610月から19973月までデンマーク・コペンハーゲン市、ホーシュホルム市に在住していました。デンマークに住み始めてからデンマーク語を現地の語学学校で習得し、現地の会社で会社員として勤めました。1992年夏から、帰国する19973月まで、国立コペンハーゲン商科大学日本経済・日本語学科(現在の名称はコペンハーゲンビジネススクール)で学科立ち上げを行うスタッフ、コーディネーター兼日本語会話講師として勤務した経験があります。

一昨年、両親の介護のため東京での仕事を辞め、大阪の実家に戻ってきました。帰国後も語学教育には常に関心を持ち続けていたこともあって、アイザック語学スクールの存在を知り、大阪校で講師として勤務することにしました。


本来の民主主義が生かされている幸せな国

Q.デンマークと日本で文化の違いや、生活のギャップを感じたことはありますか?

A. 日常生活では、それほど大きなカルチャーショックはありませんでした。ですが、企業での勤務や、国立大学(デンマークの大学はすべて国立大学)で語学教師として勤務する上で日本とは違うなと感じたことがありました。

例えば、仕事上の意見交換では歯に衣着せず、率直に言葉を交わしているのに、仕事を離れればそれほどわだかまりを持たないでコミュニケーションをとっている姿に初めはびっくりしました。

それと、週単位の労働時間の短さにも驚きましたね。年間五週間の有給休暇をとるにもかかわらず、個々の仕事の効率は非常に良いんです。だらだらと働かないで、サービス残業なども一切ない職場環境だったので、とても良い労働環境でした。

デンマークでは、職業別組合が充実しているため、最低賃金保障・失業時の補償も厚く、社会で働く上で安心感がありましたね。この点は日本とは大きく違うことだと感じました。
 また、デンマークの大学では1990年代当時、当たり前のこととして学生代表と教授をはじめとする講師陣との「授業に関する評価会議」が行われていました。若い学生たちが、教授が書いた教科書や授業のレベルを辛辣に批判し、その批判を穏やかな表情で教授たちも受け止め、意見交換する様子には毎回驚かされましたね。こういうリベラルな空気は大学だけではなく企業にも流れているので、このような環境から柔軟な発想が生まれるのだと思いました。

 

デンマークでは、日本と違って小学生から大学院生までの教育が無償なんです。特に18歳以上で高等教育を受ける人には、国から生活援助として現金の支給があったり、社会に出てからも教育を受ける機会が全ての人に広く与えられています。義務教育での授業も国語であるデンマーク語や算数、外国語などの授業は少人数クラスにして受けさせるなど手厚い教育をしているんです。

その分税金は高いので高負担の社会ですが、支払ったものに見合う恩恵を受けることのできる高福祉社会になっています。細やかな制度の良さや、投票率の高さ、政策や制度の改善が必要であれば、迅速に対応する政治のフットワークの軽さにみられるように、デンマーク社会は本来あるべき民主主義が生かされているんです。

「世界一幸せを感じている国民」と言われているのですが、暮らしてみて初めてその意味が分かることがとても多かったです。

             

デンマークを深く知ることができたデンマーク語


Q. デンマーク語ができて良かったと思う点はありますか?

 

A. 上記で述べたようなデンマーク社会を深く知るには、この国の言葉を読み書き、聞き話すということができることが不可欠です。言葉を知ったからこそ、充実した在住期間を過ごせたのだと思います。

 

デンマーク語での授業に戸惑い、発音で苦労しても、使っていくうちに何とかなる


Q. デンマーク語を学ぶ際に苦労したことはありますか?

 

A. 私が語学学校に通っていた当時は、中東からの難民、アジアからの経済難民、結婚や仕事などで移住してきた様々な国籍や生活環境を経てきた人達が集まってきていました。そうした人たちは英語を理解しない人達も多いので、授業は文法説明もすべてデンマーク語で行われていたんです。

全く知らない言葉を、その言語のみで習い、英語などを使っての解説がないということに最初は戸惑いました。ですが、そのうちその授業の進め方が語学を学ぶには非常に有効だと分かったんです。それからは学習もしやすくなりましたね。

 

ですが、発音を聞き取ることができるようになっても、それを自分の物として発語することは当初難しかったです。発音をからかわれたりもしましたが、そういう事を恥と思わず会話をしていくうちに慣れていきました。

また、デンマーク語でのドラマや映画をたくさん観て、イントネーションや語彙を増やす練習に活用し、発音へのコンプレックスを減らすようにしました。表現ミスや文法ミスは常にありましたが、使っていくうちに何とかなるものだと実感していきましたね。

 

生徒それぞれに合った教材選びがポイント


Q. 授業では何をポイントに教えていますか?

 

A. 個人レッスンなので、その生徒さんがデンマーク語をなぜ習いたいのかという点を配慮し、その人の目的に応じた教材選びがまず大切だと考えています

大人に対する語学教育は文法説明なども重要で、基礎の文法を分かり易くするために例をあげて説明します。システムのあるものは参考になるような教材をできる限り提示して、授業が終わったあとに常に振り返り、復習できるような授業を心がけています。

また、習った語彙や構文を使った作文を宿題にしたり、授業でロールプレイ、音読、聞き取り教材を活用したりして、実生活に使えるフレーズを覚えられるように配慮しています。その他にも、自習・復習ができるような自宅学習に適した教材の提案なども併せて行っています。

 

デンマーク語の歌や、おやつのオープンサンドでモチベーションアップ


Q. 生徒さんのモチベーションを引き出すためにやっていることはありますか?

 

A. デンマークで年中行事に歌われる歌や、誕生日の歌などをYoutubeから検索して歌詞カードの説明をして、一緒に歌ったりしています。また、レストランのロールプレイでは実際のデンマークのカフェやレストランのメニューを印刷して使ってみたり、おやつ代わりにデンマークのオープンサンドを提供しながら、食事に関する会話をしたりします。

その他にもデンマークの生活習慣について、授業内容に即したトピックスで雑談を交えて紹介しながら、生徒さんのモチベーションを上げられるようにしています。


オーダーメイドの授業だから楽しくレッスンができる


Q. アイザックの講師をやっていて良かったと思う点はありますか?

 

A. マンツーマンなので、オーダーメイドの授業ができます。そのことが講師としてもモチベーションを常に保つことができ、生徒さんとのコミュニケーションも密接に取れてとても楽しい時間を過ごさせてもらっています。

また、アイザックのスタッフのサポートがいつも丁寧で、授業でインターネットを使用したり、音声教材を使用したりする際の準備・お手伝いも手厚く、授業を進める上で大きな助けとなりました。

 

デンマークでの考え方や生活を知ることで、私達の日常生活もより豊かになる


Q. これからデンマーク語を上達させたいと思っている方たちへのアドバイスをお願いします。

 

A. デンマーク語は、義務教育で英語を習ってきた日本人には学びやすい言語です。発音も基礎からゆっくり始めればそれほど難しくはありません。昔は日本にいると生きたデンマーク語を聴くことは難しかったですが、今はインターネットを通じて、暮らしの中で実際に使われている言葉を聴いて練習することも可能です。
 また、日本のテレビニュースなどからは、なかなか新しいデンマーク事情を知ることはできませんでしたが、デンマーク語の読み書きができ、少しでも会話ができるようになると、たとえ現地に出向かなくとも現地の新聞やテレビを通じて新鮮な北欧情報を得ることができます。

 

北欧のインテリアや映画、音楽などのファンが増えていて、政治・教育などに限らず、北欧のかわいい暮らし、ファッショナブルな文化を垣間見るのも楽しいと思います。デンマークという小さな国は知れば知るほど魅力満載の国ですし、デンマーク語学習を通じてこの国に暮らす人々の考え方や生活を知ることで、私達の日常生活も、より豊かになるのではないかと思います。

 

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最後に

アイザックではバイリンガル講師からマンツーマンでレッスンを受けることができます。少しでもデンマーク語に興味をお持ちでしたら、まずは無料体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか?


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