14段階の「英語学習法」2級編 初心者でも絶対に上達するおすすめの勉強法!

14段階の「英語学習法」2級編 初心者でも絶対に上達するおすすめの勉強法!

英語を母国語のように使いこなせるまでの道のりで一番基本となることが「基礎を

怠らない」ということです。初心者も疑似初心者(かつて何年も学校で勉強してきた

が、ほとんど使い物にならず、やり直したいという人)も最大の急務は、日本脳とは

別に英語脳(英語を英語で理解する脳)を創りあげることです。英語脳という入れ物

さえ創れば、日本語脳の中に入っている知識を英語脳の方に移動させるだけで、これ

まで使い物にならなかった英語の知識を、初めて生きた英語として用いることができ

るようになります。そのためにまずは、「知っていること」を確実に「使えることへ」

が目標です。

2級は、英検でいうと2級、TOIECでいえば630点を取れるレベルです。これからは英語圏で学び、働くための「実力」をつける段階です。これまでの単語・熟語を再確認して、3級の内容をより深く習得し、また1級の速読の準備をします。

 

<使用するテキスト>

 Oxford Bookworms Library Stage 6 (2500 headwords)……5

Oxford University Press 参考価格CD Pack 1,100円前後 CDなし800円前後

Oliver Twist : CD Packを含む5

(他の4冊はCDなしで結構です)

 

 

 DUO 3.0

アイシーピー社 鈴木陽一著)本体価格1,200

 

 

 Essay writing for High School Students : AStep-by-Step Guide

 Kaplan Publishing NewsweekEducation Program (

1,100円前後

 

 

❹ English Grammar in Use With Answers (Book & CD-ROM)

   Cambridge University Press Raymond Murphy ()      

参考価格3,290

 

 

1. リーディングで、「速読」の訓練をすること

 3級から2級にかけて英語圏の中学生レベルの英語力を目指しているため、読むことと聞くことの上に、話すことと書くことの訓練が本格化していきます。2級で使用尾するOxfordBookwormsのリーディングテキストもStage6と最上級のレベルとなり、ここに英語構文の全てのパターンが網羅されています。後は語彙力さえ高めれば、普通の現代英語の文章であれば理解できない英文はほとんどなくなります。

 

 『Oliver Twist』はCharles Dickensの代表作の一つで、何度もテレビドラマ化、映画化され、ミュージカルにもなりました。映画を見る場合は、字幕なしから字幕入り、最後にまた(できれば2度以上)字幕なしで見てください。

 

リスニングとリーディングの練習要領は6級から4級までの方法と同じです。リーディングとリスニングの成長記録ノートを作成してください。また、英借文練習ノートへ、気に入った文章・使いたい表現をどんどん書き入れて、その文章が自然に出てくるまで何度も反復練習をします。できれば、2級の段階では50枚綴じ(100ページ)のノートを練習した英文で月2冊埋めるぐらい熱心に反復練習を行ってください。

そして、リーディングは音読の回数を3回程度にして、これからは黙読・速読に訓練をシフトします。速読も慣れと訓練ですが、例えば初級の段階では、Necessity is the mother of invention(必要は発明の母)のNecessityを読むのに、Ne / ce / ssi / tyと音節ごとに目で追って読んでいたと思いますが、英語に慣れてきた今の段階だと見た瞬間にnecessityと読めるようになっていると思います。ちょうど漢字を読むときに、見た瞬間に意味が分かるようなもので、英単語も読む前に見ただけで意味が分かるようになります。次に、2単語を一度に見て理解していく訓練、そしてその次に3単語を1つの塊として一瞬で読み取る訓練をします。上の諺で言えば、Necessity is を一度に読んで、次にthe mother of inventionも一つの塊として読み取るというこtです。

 

例)It was sucha cold day that I couldt go out.

 

   It was  such  a cold  day  that I  couldn’t  go out.

 


   It was such a  cold day that I couldn’t  go out.

 


   It was such a cold day  that I couldn’t go out.

 

文章にすると難しそうですが、練習を重ねると、人間の目の機能は素晴らしいもので、どんどん読み取れる鋭さが磨かれていきます。訓練を重ねれば、2行同時に読んでいくようなことも可能ですが、今の段階ではまず3単語を1つの塊として読む訓練を続けてください。

 

2.『Duo 3.0』を活用して、語彙力の確認と復習を行うこと

DUO 3.0』はこれまで培ってきた語彙力の確認、復習用に適しています。ちょうどレベルが英検準1級、TOEIC700点台に設定されているため、単語、熟語の再確認のために用いてください。『DUO 3.0』の優れている点は、560の基本例文がよく考えて選ばれている点です。これらを全部暗誦できるまで練習すれば、英文理解に必要な構文をほとんどすべて習得することができます。日中に10分、15分の隙間時間を利用して1つでも2つでも例文を暗誦するのにも適しています。

唯一の欠点は、発音記号の横に読み方のカタカナ表記があることです。くれぐれもカタカナに頼らず、発音記号で読んでください。

 

3. 説得力のあるエッセイを書くための訓練をすること

Essay writing for High School Students : AStep-by-Step Guide』は、ニューズウィ

ーク社の教育の一環として出版された、高校生のための、エッセイを書くためのガイ

ドブックです。アメリカの大学受験に必須のSATScholastic Assessment Test

や、ACTThe American College Testing Program)の小論文の書き方への対策本の

意味もあって、大学受験生の間で幅広く読まれています。

 

 アメリカの高校では考えていることを「明確に書く」力と、学校の授業以外での課

外活動が非常に重要視されています。大学入試申込みに必ず要求される「本大学を志

望する理由」のエッセイなどは、選考の大きな比重を占めています。

例えば、「自分は将来開発途上国における医療技術の向上に貢献したいので、貴校

でその基礎となる勉強をしたい」という趣旨のことを500ワード(1行間隔でタイプ23ページ)のエッセイで書いたとします。そのために課外活動としてどのようなことを行った経験があるかが、志望の動機を裏付ける証拠として重く見られます。この辺りが日本の高校とは根本的に大きな違いがあります。

 課外活動の話は別として、エッセイで伝えたいことを明確に説明するスキルが一番の基本なので、それと同じくらい説得力のある書き方も重要です。次に、読んだ人の印象に残るようなインパクトのある書き方ができれば理想的ですが、最初の段階では何を伝えたいのか、その内容を整理し、明確に説明するスキルを身につけましょう。

 

 次に、説得力のある書き方とは、言い換えれば文章の論理的展開です。一般的に日本人の文章は日本語でも論理性に欠けている傾向が強いです。『Essaywriting for High School Students : A Step-by-Step Guide』を通じて、まず考え方の整理の仕方、例えばある事柄について、既に自分が知っている内容と、知る必要があるがまだ知らない内容、必要な知識や解決策を得るためのプロセスについて書き出してみることを実践してください。(もちろん全て英語で行います)

 

4.構文練習を行い、英検2級の試験に挑戦すること

2級で行う構文練習は次の3つだけですが、助動詞の上級用法に精通するための項目が14 Unitsと分量的には少なくありません。

 

Passive (infinitive, gerunds)    Units 42 - 45

Advanced modal meanings    Units 21-22, Units 26 -37

Clauses of concession, condition  Unit 115

 

英文法でかなり習得が難しいことの1つが時制の問題です。例えば、Unit 115Cで、未来のことであっても、unless / as long as / so long as / provided / providing の後では will を使わないで現在時制を使うことが示されていますが、時制に関する決まりを理屈で考えるとややこしくなります。そのように言い習わされていると割り切って、十分な練習を行ってください。

 

I am not going out unless it stopsraining.  (unless it will stopではない)

Providing the weather is good,we’re going to have a picnic.  (providingit will be goodではない)

 

 時制の決まりについてはUnit 25When I do / When I’ve done / When and ifの項目もよく練習してください。また、時制についてはしっかりと動詞の変化も覚えておきましょう。

多少の間違いは英語圏の人達もするので、「完璧でなければいけない」という思い込みは捨ててください。より正確に英語を身につけようという努力は必要ですが、こと語学に関しては、完璧主義をこの際きっぱりと捨ててください。

 

14段階方式の9段階目、2級レベルで、英検挑戦のレベルも丁度2級検定試験と釣り合ってきました。英検を受けるか、TOEICを受けるかの選択は自由ですが、ここで一度本番の受験をすることをお勧めします。

財団法人日本英語検定協会の公式ホームページ(http://www.eiken.or.jp/に、Can-do リストがあり、そこで準2級合格者に求められる「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能のレベルが示されているので、チェックリストとして使ってください。

 

読む:まとまりのある説明文を理解したり、実用的な文章から必要な情報を得ることができる。

  一般向けに書かれた説明的な文章を理解することができる。(旅行者向けのガイドブックなど)

  実用的な文章(How toもの)を理解することができる。(料理のレシピ、ガーデニングなど)

  日本語の注や説明がついた英字新聞で、興味関心のある話題に関する記事を理解することができる。 (週刊ST/ Asahi Weeklyなど)

  簡単な内容であれば、まとまった量の英文の要点を理解することができる。(講義や研修での 課題図書や資料など)

  簡単なチラシやパンフレットを理解することができる。(商品の値段、セールの情報など)

  1つのパラグラフ(段落)において、主題文(段落の主題を伝える文)と支持文(主題文を支える例など) の区別をすることができる。

 

聞く:日常生活での情報・説明を聞き取ったり、まとまりのある内容を理解することができる。

  日常生活の身近な話を理解することができる。(セールの情報、地域のイベントなど)

  簡単な内容であれば、英語で行われる授業や研修を理解することができる。(外国の文化や 生活の紹介など)

  公共の場でのアナウンスを聞いて、重要なポイントを理解することができる。(人の呼び出しなどの 館内放送、イベントでの注意事項など)

  買い物で店員からの簡単な説明を聞いて、理解することができる。(サイズ、割引、品切れなど)

  相手の学校(会社)について、簡単な紹介や説明を聞いて、理解することができる。 (場所、人数、特徴など))

  天気予報を聞いて、その内容を理解することができる。(晴れのち曇り、気温の高低など)

 

話す:日常生活での出来事について説明したり、用件を伝えたりすることができる。

  日常生活の身近な状況を説明することができる。(遅刻や欠席の理由など)

  印象に残った出来事について、話すことができる。(旅行、イベントなど)

  自分の学校(会社)について、簡単な紹介をすることができる。(場所、人数、特徴など)

  簡単な道案内をすることができる。(例:Go straight and turn left at the nextcorner.

  買い物で店員に欲しいものや好みを伝えたり、簡単な質問をすることができる。 (色、サイズ、値段など)

  簡単な伝言をすることができる。 (例:Tell Jane tocall me back. / Tell John I can't go to the meeting today.)

 

書く:日常生活での話題についてある程度まとまりのある文章を書くことができる。

  印象に残った出来事について、その内容を伝える文章を書くことができる。(学校行事、旅行など)

  自分の学校(会社)を紹介する簡単な文章を書くことができる。

  住んでいる地域を紹介する簡単な文章を書くことができる。

  自分が読んだ本や見た映画について、自分の感想を書くことができる。

  ある程度の長さの手紙(Eメール)を書くことができる。(ホームステイ先や友達への近況報告など)

十分反復練習して自信のある項目にはの中にㇾ点またはで印を付けて、チェックリストとして使ってください。英検2級検定試験に合格、またはTOEICのスコアが630点以上であることを確認してから、級位制度の最後の段階である1級の訓練コースに移ってください。

 

5.毎日必ず「チェックリスト」でチェックすること

確実に英語を母国語のように使いこなせるレベルまで自分1人で努力するためには継続するための工夫が必要です。確実に練習メニューをこなすためには、この学習法を良く理解している「アイザック外国語スクール」のようなところで指導を受けるのが理想的ですが、それができない場合は親や兄弟に「チェックリスト」で、練習を怠けていないかどおうかチェックしてもらう必要があります。頼める人がいない場合は、自分で自分をチェックしてください。

 

2級練習メニューチェックリスト>

(平均練習時間:150時間、1.5ヶ月~3ヶ月)

□『OxfordBookworms Library Stage6 (2500 head words)』の『Oliver Twist: CDPack』を含む5冊を選ぶ

Audio CD付き『Oliver Twist』のListeningReadingをこれまでと同じ要領で行う

□音読の回数を減らして、黙読・速読に訓練をシフトする

□『Grammar in Use with Answer』で、以下の構文を該当するUnitで練習する

  □Passive (infinitive, gerunds):Units 42 - 45

Advanced modal meanings: Units 21-22, Units 26 -37

Clauses of concession, condition: Unit 115

□『Essay writing for High School Students』を読んで、500wordくらいのエッセイを書いてみる

□英検2Can-doリストの読む、聞く、話す、書くのチェックリストで実力をチェックする

英検2級試験を実際に受験するか、インターネットで試験問題をダウンロードして挑戦し、自己採点する。またはTOEICの試験を受けて、スコアが630点以上であることを確認する

□『Duo 3.0』を活用して、語彙力の確認と復習を行う

□毎週の内1日は、音読(Stage5のテキスト)を30分以上実行する

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