英語紹介「日本の年末行事」【必見】東京五輪ボランティア英語
英語で日本の年末行事について紹介したい方必見の4フレーズ!東京オリンピックボランティアで英語が必要な方は必見です。
2020年・東京オリンピックを前に、たくさんの外国人観光客が日本に訪れています。外国人の知人、友人に日本を案内したり、ボランティアで日本の文化や街を紹介する機会もあることでしょう。そんなとき使いたい英語4フレーズ!
1.お歳暮について話すとき
That's oseibo or the year-end giftgiven to anyone to whom you want to show your gratitude because of their kindness to you during the past year.
相沢:アズマ先生、日本の年末いついて取引先の部長に説明したいんですけど、例えば、お歳暮について話すときにどうやって説明すればいいですか?
アズマ:お歳暮ですか。それでしたら、こんな説明の仕方はどうでしょう?
That's oseibo or the year-end gift given to anyone to whom you want to show your gratitude because of their kindness to you during the past year.
お歳暮はその年にお世話になった方々へおくる贈り物です、という意味ですね。「お中元と同じようなものです」と言いたければ、「It's more or less the same as ochugen or mid-summer gift」となります。
さらに「クリスマスの贈物とは違って、家族の間では贈りません」と言うときには、「Unlike your Christmas presents,we usually don't exchange oseibo among family members」と言えばいいでしょう。
相沢:なるほど。この説明でしたら伝わりそうです。でも、ちゃんと部長さんに説明できるように、正しい発音の仕方を教えてください。
アズマ:That's oseibo or the year-end gift given to anyone^ to whom you want to show your gratitude because of their kindness to you during the past year.は長い文なので、強める語を確認し、ポーズを切るところを間違わないようにすることが大切です。
強めに発音するところは、「oseibo」、「year-end gift」、「anyone」、「whom」、「want」、「show」、「gratitude」、「because」、「kindness」などです。切るところはそれぞれ、「anyone」、「gratitude」の後です。
「year-end gift」はひとつのまとまった意味なので、一息で読み、「year-end」の方を「gift」よりさらに強く言います。「to whom」は切り離さず読むことが大切です。
◆お歳暮について取引先の部長に説明する相沢さんと、部長の会話◆
部長:I just had a gift delivered from a department store.Why do I deserve this,I wonder./デパートから贈り物が届きました。どうして贈ってもらったのかわからないんですよ。
相沢:Oh,that's oseibo the year-end gift given to anyone to whom you want to show your gratitude because of their kindness to you during the past year./それはお歳暮です。その年にお世話になった方々へおくる贈り物です。
部長:I see. But I still feel a bit embarrassed./なるほど。でもちょっと戸惑うなあ。
2.日本のクリスマスについて話すとき
Christmas is more of a commercial than a religious holiday in Japan.
相沢:アズマ先生、日本のクリスマスと欧米のクリスマスは意味が違うっていうことを説明したいんですけど、どうやって言えば分かりやすいですか?
アズマ:例えば、こんな説明の仕方でもいいと思いますよ。Christmas is more of a commercial than a religious holiday in Japan.日本のクリスマスは宗教上の祝日というより,むしろ商業的です、という意味ですね。
日本でのクリスマスケーキは、外国では見られません。ともすると欧米でもあのようなケーキを食べるのが習慣と考えがちです。注意しましょう。
その代わりにイギリスでは自家製のフルーツケーキで、「Christmas pudding」を食べる習慣があります。その中に金属の指輪や指貫きなどを入れ、それに当たった人はラッキーとされています。
日本のドンチャン騒ぎのクリスマスパーティーもどうやら日本だけのもののようです。外国、特にキリスト教徒の人々の間では家族内で静かに祝います。サンタクロースはアメリカでは「Santa Claus」と言うのに対し、イギリスでは「Father Christmas」と、それぞれで言葉が違うので、覚えておくといいでしょう。
相沢:こんなに違うものなんですね。ちゃんと説明しないとカルチャーショックを受けかねないなあ。アズマ先生、説明する時にちゃんと伝わるように、正しい発音方法を教えてください。
アズマ:Christmas is more of a commercial than a religious holiday in Japan.の、大切な言葉を強めることがリズムの鉄則なので、ここでも「Christmas」、「more」、「commercial」、「religious」、「holiday」、「Japan」がそれぞれ強くなります。
「Christmas」[krísməs]が日本語式の「クリスマス」にならないように注意しましょう。2音節で発音します。
「religious」[rilídʒəs]の[r]と[l]の発音にも注意が必要です。「holiday」[hɔ́lədèi]も最初の母音[ɔ]に気をつけてください。口を大きく開き,の どの奥の方から出します。
「commercial」[kəmə́ːrʃəl]のリズムにも要注意です。
◆クリスマスについて取引先の部長に説明する相沢さんと、部長の会話◆
部長:What's the biggest national holiday in Japan? /日本でいちばん大きな祝日は何だい?
相沢:New Year's Day./お正月です。
部長:What about Christmas? クリスマスは?
相沢:By and large it is more of a commercial than a religious holiday in Japan./だいたい、日本ではクリスマスは宗教上の祝日というより商業化された祭日です。
部長:It's been commercialized in our country,too./私の国でも商業化されてきたよ。
相沢:We seem to eat“Christmas cake”on that day for some reason or other./クリスマスケーキをどういうわけか食べるようですね。
3.除夜の鐘について話すとき
There are traditionally one hundred and eight bells called Joyanokane to ring out the old year and ring in the new.
相沢:アズマ先生、年越しといえば、除夜の鐘じゃないですか。除夜の鐘の説明を英語でする場合は、どうすればいいんですか?
アズマ:除夜の鐘でしたら、こんな説明はどうでしょう?There are traditionally one hundred and eight bells called joyanokane to ring out the old year and ring in the new.
新しい年を迎え、ゆく年を送り出す除夜の鐘が108つ鳴ります、という意味ですね。決まり文句としての「ring out the old and ring in the new」はちょうど日本語の「ゆく年くる年」に当たります。欧米では教会の鐘を鳴らし、その鐘の音とともに旧年を送り新年を迎え入れることから始まった言い方でしょう。
新年のあいさつを英語では、「A Happy New Year!」と言い、新年を迎える前からお互いにあいさつしています。日本語の「あけましておめでとう」は、やはりお正月になってから用いるということも会話の話題として取り上げればおもしろいですよ。
相沢:なるほど。「ゆく年くる年」と同じ意味の言葉が英語にもあるんですね。新年のあいさつの使い方が日本と違うことは知らなかったなあ。アズマ先生、除夜の鐘の説明をする時にちゃんと伝わるように、正しい発音を教えてください。
アズマ:There are traditionally one hundred and eight bells called joyanokane to ring out the old year and ring in the new.は、長い文なので、切るところを間違わないことが大切です。
「bells」の後で少し息を継ぎ、「joyanokane」と「old year」の後でもそれぞれ少し継ぎましょう。文頭の「There are」「and」「to」「out」「in」「the」以外はすべて強めに発音するようにしてください。
数字の「one hundred and eight」の「and」は、極めて弱く、聞こえないことすらあります。「bells」[belz]の[l]の音は舌先を上の歯ぐきにつけたまま発音することが大切です。「ル」よりは,むしろ日本語の「ウ」のつもりで発音しましょう。
◆除夜の鐘について取引先の部長に説明する相沢さんと、部長の会話◆
部長:What are you watching on TV? /テレビで今何を見ているんだ?
相沢:The year-end bells being struck at the various temples./大晦日の鐘が各地の寺で打たれているんですよ。
部長:Oh,is it joyanokane? /除夜の鐘?
相沢:That's right.Thereare traditionally one hundred and eight bells called joyanokane to ring out theold year and ring in the new./そうです。新しい年を迎え、ゆく年を送り出す除夜の鐘が108つ鳴ります。
部長:They're rather mournful,aren't they? Church bells in our country are more cheerful andjoyous./どちらかといえば、もの悲しいな。私の国の教会の鐘の音はもっと明るく楽しそうだよ。
4.年越しそばを食べるとき
On New Year's Eve we usually eat noodles called Toshikoshi-soba.
アズマ:年越しといえば、年越しそばがありますね。
相沢:そうですね。アズマ先生、年越しそばを説明するときの英語の表現方法を教えて頂いてもいいですか?
アズマ:こういう言い方はどうでしょう?New Year's Eve we usually eat noodles called Toshikoshi-soba.大晦日には年越しそばを食べます、という意味ですね。
厳密には「noodles」は「そば」と「うどん」の両方を指します。区別をするためには、「buckwheat noodles」と言えば「そば」のことになります。
「そばは長く、長寿につながると考えられている」と言いたければ、「Soba or buckwheat noodles are usually long and they are supposed to symbolize longevity」とでも言えばいいでしょう。
また、忘年会のことは、「a year-end party」か、文字通りには「forgot-the-year party」でしょう。いずれにしても、その目的は「To remember the past and look ahead to the coming year」ということになります。
相沢:こうやって説明すればいいんですね。アズマ先生、正しい発音の仕方を教えてください。
アズマ:On New Year's Eve we usually eat noodles called Toshikoshi-soba.の、「Eve」の後で少しポーズを取り、声の調子を軽く上げて次へつなげましょう。強めに発音する言葉は、「New Year's Eve」、「usually」、「eat」、「noodles」、「called」、「toshikoshi-soba」です。
「noodles」[núːdlz]の発音は、[d]と[l]の結びつきに気をつけましょう。この場合、[d]の発音は、舌先を歯ぐきにつけたまま離さず、舌の両側で発音し、そのままの舌先の位置で[l]に移行してゆきます。
「called」[kɔːld]の[l]と[d]の結びつきにも気をつけてください。舌先を離さず[l]を発音しそのままの舌の位置で[d]へ移行しましょう。
◆年越しそばについて取引先の部長に説明する相沢さんと、部長の会話◆
部長:There's only one hour left until the end of this year./今年も終わりまで残すはわずか1時間だな。
相沢:Right.I'm getting hungry.Shall we go out and havesome noodles?/そうですね。おなかが減ってきましたね。外へ出てちょっとそばを食べませんか?
部長:Good idea./それはいいね。
相沢:On New Year's Eve we usually eat noodles called toshikoshi-soba./大晦日には年越しそばを食べるのです。
部長:Oh,really? Can you tell me why? /ほんとうに?どうして?
相沢:Well,it's just a custom./さあ、まあそういう習慣なのです。
レッスン後
相沢:年末の行事もいろいろありますよね。説明できるように覚えないと。
アズマ先生に教わった表現を使って、ちゃんと説明できるように頑張ります!
アズマ:ある程度説明できるようにしておいた方が良いですね。英語の表現を声に出しながら、練習してみてください。