英語紹介「日本のお正月」【必見】東京五輪ボランティア英語
英語で「日本のお正月」について紹介したい方は必見のフレーズをご紹介します!2020年・東京オリンピックを前に、たくさんの外国人観光客が日本に訪れています。外国人の知人、友人に日本を案内したり、ボランティアで日本の文化や街を紹介してみませんか?
以下4つのシーンを想定し、使えそうな英語フレーズをまとめました。
1. お餅をすすめる
2. 日本酒をすすめる
3. 年賀状を説明する
4. お年玉を説明する
国によって様々なお正月の祝い方があると思いますが、日本のお正月の特徴を教えてあげることができたら、外人は「Oh! Why Japanese people!」(厚切りジェイソン風)と言って、喜んでくれるに違いありません。
1.お餅をすすめる
We call it omochi and it's made fromrice.
相沢:取引先の部長に日本を案内したり、日本の文化について説明したりする接待を命じられてしまったのですが……。
アズマ:いいじゃないですか。自分の国の文化を外国人に説明するのは楽しいものですよ。
相沢:それが、どうやって英語で説明したらいいか分からなくて困ってます。日本の正月に興味があるみたいなので、正月について色々説明できればいいんですけど。
アズマ:正月ですか。正月といえば、お餅ですかね?お餅の説明をするときには、こういうふうに言うといいでしょう。We call it omochi and it'smade from rice.それはおもちといってお米でできています、という意味ですね。
詳しく説明しますと、原料と製品がいちじるしく変わるものは「be made from ~」、そうでないものは「be made of ~」となります。
もう少しおもちの作り方を詳しく説明したいときには、「We steam special rice first,and put it in abig bowl and pound it with a mallet」となります。「ねばりがあります」と言うときには、「It's sticky」です。中にあんの入っているものは、「There'ssweet bean paste inside」とでも言って、「We call this kinddaifuku」となるでしょう。
相沢:なるほど。そういうふうに説明すればいいんですね。アズマ先生、発音の仕方を教えてください。
アズマ:We call it omochi and it's made from rice.の、大切な言葉は、「call」、「omochi」、「made」、「rice」です。「call」[kɔːl]の発音が、「coal」[koul]にならないように注意しましょう。日本語の「omochi」のところはゆっくり、はっきり発音することが大切です。「rice」[rais]の[r]は思い切り舌先を曲げ、「lice」[lais]と混同しないように注意しましょう。「call」と「it」は切り離さず一語のように発音してください。
◆会話の文脈から英語フレーズを覚えましょう◆
相沢:Help yourself.It's good.どうぞ召し上がってください。おいしいですよ。
部長:Thank you.I'venever eaten it before.What is it? どうも。それは食べたことないんだが、何だい?
相沢:We call it omochi and it's made from rice.I hope you like it.それはおもちと言ってお米でできています。気に入っていただけるといいのですが。
部長:O.K.I'll tryit.わかった。食べてみるよ。
2.日本酒をすすめる
Would you like to try some sake? It'smade from rice.We have it heated.
相沢:正月というと、日本酒もありますよね。アズマ先生、日本酒を説明するときに使える言葉について教えてください。
アズマ:日本酒でしたら、こんな説明の仕方がいいでしょう。Would you like to try somesake? It's made from rice.We have it heated.日本酒をめし上がりますか?お米から作ったお酒で暖めて飲みます、という意味ですね。
日本酒のことを「rice wine」と言う人もいますが、最近ではそのまま「sake」と言っています。英語としては、「sake」[sǽki]のように発音されていますが、私たち日本人が言うときにはやはり正しく日本語の発音で言うほうがいいでしょう。
お酒を暖めて飲む習慣が外国にはあまりないため、このように説明をする必要があります。冷酒のことは、「This is a special kind of sake which we drink cold」と言えばいいでしょう。飲み物、食べ物を初めて口にするときには、このように動詞「try」を用います。
相沢:確かに暖めて飲むんですよっていう説明は大事ですね。冷酒の説明の仕方も一緒に覚えておいた方が良いな。アズマ先生、部長さんにちゃんと伝わるように、正しい発音方法を教えてください。
アズマ:Would you like to try some sake? It's made from rice.We have it heated.の、大切なところは「like」、「try」、「sake」で、「some」は弱く[səm]か[sm]ぐらいに発音されることがあります。
2つめの文は、「made」、「rice」を強めに発音します。最後の文は「We」と「heated」を強く発音しましょう。「have」と「it」は切り離さず、一語のように一緒に発音してください。最初の文は疑問文なので、最後で声の調子を上げます。また、「Would‿you」は、[wudʒu]と一緒に一語のように発音してください。
◆会話の文脈から英語フレーズを覚えましょう◆
相沢:What would you like to drink? 何をお飲みになりますか?
部長:May I ask what you have? どんなものがあるんだい?
相沢:Sure.We havebeer,whisky,wine,and,of course,sake.Would you like to try somesake? It's made from rice.はい。ビール,ウィスキー,ワイン,それにもちろん日本酒があります。日本酒はいかがですか?お米から作ったお酒です。
部長:Is it hot? 暖めてあるんだろう?
相沢:Yes.We haveit heated.It'll help you keep warm.ええ。暖めて飲みます。体がぽかぽかしますよ。
部長:Let me try some.少しもらおうかな
3.年賀状を説明する
We exchange New Year's cards just asyou exchange Christmas cards.
相沢:アズマ先生、年賀状も日本の文化ですよね。年賀状の説明ってどうすれば通じますか?
アズマ:そうですね。こういうのはどうでしょう。We exchange New Year'scards just as you exchange Christmas cards.日本人は年賀状をだしますが,それはクリスマスカードのようなものです、という意味ですね。
「クリスマスカードはクリスマスより前に着くように出しますが、年賀状はお正月に着くように出すところが違います」、それはこんなふうに説明しましょう。「Christmas cards are supposed to arrive before Christmas whereas NewYear's cards are supposed to arrive on New Year's Day」
また、「返事を書くのが礼儀とされています」は、「If you get a New Year's card from someone you didn't send one to,it's considered good manners to send one back with a short note onit」と言うといいでしょう。
相沢:なるほど。この説明だと分かりやすいですね。アズマ先生、正しい発音を教えてください。
アズマ:We exchange New Year's cards just as youexchange Christmas cards.の大切な言葉は、「exchange」「New Year's cards」「Christmas cards」なので、これら強めに発音します。
「cards」[kɑːrdz]の発音が、日本語の“カード”にならないように注意しましょう。口を大きくあけ、音を下げ、のどの奥を広くして発音します「New Year's cards」のところで声を下げないように気をつけてください。「exchange」[ikstʃéindʒ]の二重母音[ei]に注意しましょう。「just‿as」のところは一語のように一息で発音しましょう。
◆会話の文脈から英語フレーズを覚えましょう◆
部長:What are some of the customsassociated with New Year's Day? お正月にはどんなならわしがあるんだい?
相沢:Well,we exchange New Year's cards just as you exchangeChristmas cards.そうですねえ、日本人は年賀状を出しますが、それはクリスマスカードのようなものです。
部長:I see.Do yougo out on New Year's Day? なるほど。お正月には外へ出かけるのかな?
相沢:Yes,we do.We go to a shrine.We call this first visitof the year hatsumode.はい。神社へ行きますよ。その年の最初の参拝を初もうでといいます。
部長:Oh,yes.I once saw it on T.V.ああ,そう言えば、一度テレビでそれを見たことがあるよ。
4.お年玉を説明する
Otoshidama is a gift of money givento children on New Year's Day.
アズマ:他に正月で説明することは、何がありますか?
相沢:そうですねえ。あ、あれがありましたよ。お年玉。
アズマ:ああ、お年玉ですね。それでしたら、こんなふうに説明できます。Otoshidama is a gift ofmoney given to children on New Year's Day.お正月、子供に渡すおこづかいがお年玉です、という意味ですね。
お年玉のお金のことを、「NewYear's special allowance」というようにも言えます。「遊びに来た親戚や知人の子供にも与えます」と言いたいときには、「We give it not only to our own children,butalso to the children of relatives and friends who come down to see us」となります。「物で与えるときもあります」は、「We sometimes give presents instead of money」と言いますね。
相沢:こうやって説明すればいいんですね。アズマ先生、きちんと伝わるように発音の仕方を教えてください。
アズマ:Otoshidama is a gift of money given to children on New Year's Day.と言う時は、やはり日本語の「Otoshidama」はゆっくり、はっきりと発音しましょう。「gift」、「money」、「given」、「children」、「New Year's Day」が強めに発音されます。
「a gift of money」は、一語のように発音しましょう。「gift」[ɡift]の発音がいわゆる日本語式の「ギフト」にならないように気をつけましょう。この場合の母音[i]は日本語の「イ」と「エ」の中間のような音です。「given」[ɡívn]の[i]の音も同じです。「children」[tʃíldrən]も2音節で、強弱に発音しましょう。
◆会話の文脈から英語フレーズを覚えましょう◆
相沢:Will you give this to your son? これを息子さんに渡してください。
部長:Sure.Butwhat is it? 分かった。でも、それは何だい?
相沢:Otoshidama.It's a gift of money given tochildren on New Year's Day.お年玉といって、お正月に子供に渡すおこづかいです。
部長:Oh,thank youvery much.I'm sure my son will be happy.Do adults also get something? どうもありがとう。息子はきっと喜ぶよ。大人も何かお正月にはもらえるのかな?
相沢:No,we don't.いや、大人にはありません。
部長:That's a bit disappointing,isn't it? それはちょっとがっかりですね。
●レッスン後
相沢:お正月について説明するのってなかなか難しいなあ。でも、アズマ先生に教わった表現を使って、ちゃんと説明できるように練習します。
アズマ:あんまり気負わずに説明したらいいですよ。目の前に実物を置いて、ジェスチャーも交えながら話せば、大抵は分かってもらえるでしょう。きちんと言葉で説明できればもっと伝わりやすくなるので、英語の表現を声に出しながら、練習してみてくださいね。