日本人が発音できない意外な英単語10選【必見】東京五輪ボランティア英語

日本人が発音できない意外な英単語10選【必見】東京五輪ボランティア英語

みなさんは、日本人が“発音できない“意外な英単語の存在をご存知でしょうか。誰もが知っている単語が、実はちゃんと発音できていないせいで、コミュニケーションがスムーズにできないというお話をよく聞きます。

 

それもそのはず。英語と日本語では発音の仕方が全く違います。英語にしかない発音、日本語にしかない発音があるため、日本人が英語を勉強する際に気をつけたいのが、ネイティブの正しい発音方法を身につけること。

日本人らしい発音の仕方で英語を覚えても、いざ現地の人とコミュニケーションを取る時に聞きとってもらえないですし、こちらもネイティブの発音を聞きとることが難しいでしょう。

そこで今回は、みんな知っているけど実は発音できていない英単語10選をご紹介します。

 

 1. “warm”

つづり字からつい「warm」が「ワーム」であり、「worm」が「ウォーム」というように考えがちですが、実際は全く反対です。「warm[wɔːm]のほうは「ウォーム」と聞こえ、「worm[wəːm]のほうが「ワーム」か「ウェーム」と聞こえます。いずれもアメリカの発音では[r]の音が響くため、なんとなく濁った感じの音に聞こえます。


 ◆正しい発音◆

この「warm[wɔːm]を正しく発音するにはまず唇を前に突き出し、しっかりと[w]の発音をし、すばやくː]に入ります。感じとしては唇を突き出しておいてそのままで、ː]の発音をすればちょうどうまくいきます。最後の[m]はかならず口をしっかり閉じ、息は鼻から抜くようにします。

 一方、「worm[wəːm]も唇を突き出し、語頭の[w]を発音すると同時に母音のː]を発音します。この音は唇の両わきと舌に力を入れ、「ア」よりむしろ「エ」というつもりで発音することが大切です。

 

 2. “think”

子音[θ]s[s]の識別が必要になる発音です。[θ]の音を含む「think」のほうは、聞いた感じではつかみどころがないのに対し、[s]の音を含む「sink」のほうははっきり、非常に鋭い音とともに、語頭の子音[s]が響いて聞こえます。

つまり鋭く聞こえるほうが[s]、なんとなく鈍くつかみどころがないほうが[θ]のように覚えておけばいいでしょう。


 ◆正しい発音◆

子音[θ]の発音は、舌の位置と息の出ていく通路が大切です。舌先を歯と歯の間にはさむようにしますが、大切なのは舌先の表面と、そこが接触している上歯の先端です。

息はこの舌先の表面と、上歯の先端の間できしみ音をつくりながら、外に出ていくのです。このときの音が[θ]です。 舌先の下側と下歯の先端の間では、なにも起きていない点にも注意してください。

 

 3. “saw”

seeの過去形の「saw[sɔː]は単母音であるのに対し、「縫う」の「sew[sou]2重母音なので、微妙な母音の[u]の有無と、母音ː][o]の違いで聞き分けなければなりません。

saw」のほうは「ソー」と聞こえるのに対し、「sew」のほうは「ソゥ」と「ゥ」の音がその後にかすかに入ります。

また、この[ou]という2重母音をイギリス人が発音すると[əu]になるため、時として「サゥ」のように聞こえることもあります。一方、「saw」はアメリカ人が発音すると、時として「サー」のように聞こえるので注意しましょう。


 ◆正しい発音◆

このsaw[sɔː][ɔː]の母音は口を大きく開き、のどの奥の方をできるだけ広げるようにして、気持ちよくのどの奥深くから出します。この音を発音してすぐに口を閉じると[u]の音がその後に入り2重母音になるため、「saw[sɔː]の場合は少し口を開けっぱなしにしておくつもりで言ってみてください。

sew[sou][o]の後に[u]をしっかりつけます。そのためには、[o]を発音した後すぐに口をすぼめることが大切です。

 

 

4. “bag”

カバンという意味の「bag[bæɡ][æ]の音を含むため、「バッグ」というよりはむしろ「ベーッグ」のように聞こえます。また、最後の[ɡ]が弱いときには、「ベーッ」だけに聞こえます。

一方、「bug[bʌɡ]のほうは[ʌ]の音が日本語の「ア」に非常に近いために、むしろ日本語の「バッグ」のように聞こえ、混同してしまいがちです。


 ◆正しい発音◆

bag」」[bæɡ]の発音で大切なのは、[æ]の母音をいかに出すかということと、最初の子音[b]の破裂をどこまでしっかりさせて出すかです。[b]は口の中に息を思い切りため、両唇でしっかり止めて一気に爆発させて発音します。したがって、日本語の「バ」よりうんと強い音になります。

[æ]は口を思い切り開き,舌をうんと下げ,のどの奥に力を入れ,押し出すような感じで「エ」と「ア」の中間音を出します。[æ]に続く音が有声音であるため、[æ]は長めに発音します。

 

 5. “sick”

病気、または吐き気がするというときの「sick[sik]は、「シック」ではなく「スィック」のように聞こえます。最後の[k]は弱いために,時として「スイッ」のように聞こえます。日本語のサ行の「シ」とは、だいぶ違う響きの音です。

さらに、母音の[i]が「エ」に近いため,時として「セック」のように聞こえることもあります。


 ◆正しい発音◆

日本語の「シック」では、どうしても通じません。語頭の[s]をまずしっかり出すことが大切です。どうしても「シ」になってしまう人は「ス」を言って、その後にすばやく「イ」をつけるようにして、「スィ」と言う練習をしましょう。

次に[i]の母音です。舌の緊張をゆるめ、唇の力も抜き、下あごを少し前に突き出すようなつもりで発音してください。日本語の「イ」と「エ」の中間ぐらいを言ってみてください。最後の[k]は弱く、飲み込むように発音していいでしょう。

 


 6. “TV”

子音[b][v]を聞き分けることが大切です。これも[l][r]の聞き分け同様,我々日本人には非常に難しいところです。[b]の方は口の中に貯えられた息を一気に爆発させて出すため、かなり強く、瞬間的な音です。

一方[v]は歯と唇で息をせき止めながら少しずつ出して発音される音であるため、[b]よりは弱く、その代わり息が続く限り引き伸ばすことができるという特長があります。


 ◆正しい発音◆

子音[v]は上の歯で下唇をしっかり押さえ、その間から息を出すようにして発音してください。有声音なので、同時に声を出します。また、摩擦音ですから息が続く限り長く伸ばすことができます。

一方[b]の音は両方の唇をしっかり閉じ、口の中で息をため、その息を一気に破裂させて出す音です。空気が外に出たときに瞬間的に出される発音のため、長く引き伸ばすことができません。

 


 7. “love”

[l][r]の問題ですから、loveのほうがrubよりは明るい感じがします。最後の子音も[v][b]の違いですが、いずれも語尾にあるため非常に弱く、ほとんどその部分だけの違いを聞き分けるのは困難です。それよりも語頭の[l][r]を聞き分けることに全力をあげてください。

 

◆正しい発音◆

子音[l]の発音は、最初に小さい「ル」を意識して「ラ」と言うと、正しい発音に聞こえます。「Love」は、「(ル)ラヴ」と発音すればいいのです。

最後の[v]の音は、上の歯で下唇を軽くかむようにして、歯と唇の間から息を摩擦させるように出して発音します。有声音のため、声を出しながら発音しますが、こうした音が言葉の最後に出てきたときには、さほど強く発音されないことも覚えておきましょう。

 


8. “work”

日本語の「ワーク」よりはむしろ「ウェーク」のように聞こえます。アメリカ人の発音では、[r]の音が発音されるために「ウェールク」のように聞こえます。イギリス人は[r]を通常発音しません。

 語尾の子音[k]が次の語頭の母音[ɔn][ɔ]といっしょになるため、workonのところが「コン」のように聞こえます。さらに「on」の[n]it[it][i]がいっしょになり「ネット」のように聞こえます。


 ◆正しい発音◆

ここでは言葉の最初の[w]の音と、母音の[əː]の音をしっかり出すことが大切です。[w]は唇に力を入れうんと前に突き出します。

次に[əː]に移るために唇は横に開き、[r]の音を響かせるために舌先に力を入れて少し曲げ,口の中で宙に浮かせるような感じで「エ」と「ア」の中間の音を出します。このときにも唇の両側、舌には力が入っていることをお忘れなく。

 


 9. “sit”

英語の「sit[sit]の母音[i]が日本語の「イ」よりはむしろ「エ」に近いために、「sit」全体も「シット」よりは「セット」のように聞こえます。最後の[t]は弱く飲み込むようにして発音されるために「セッ」としか聞こえないことが多いようです。

sit[sit]が「セット」と聞こえ、「set[set]はむしろ「sat」のように聞こえます。ご注意ください。

 

◆正しい発音◆

日本語の「シ」を代用して「シット」と言えば、英米の人の耳には「shit[ʃit]に聞こえてしまいます。これは「糞」という意味のことばで決して良いことばではありません。英語でいう、いわゆる「swear words」(呪いの言葉)の1つで、なにかといまいましい気持ちや語調を強めるときに用いられます。

[s]の音をしっかり出し、むしろ「セット」と言うつもりで発音してみましょう。どうしても「シ」になる人は、「ス」を発音しすばやくその後に「イ」をつけてみましょう。

 


 10. “live”

この「living[líviŋ]に含まれる最初の母音[i]は非常に難しく、聞いた感じは「イ」よりむしろ「エ」に近い音です。したがって「レヴィング」のように聞こえます。

最後の「ing[iŋ]のところの[ŋ]の音は、鼻に抜ける音で柔らかい感じがするため、はっきり聞こえません。そこで全体の感じとしては、「レヴィン」のように聞こえます。

 

◆正しい発音◆

母音の[i]をしっかり出すことがポイントです。そのためには舌、唇の力を抜き、下あごを少し前に突き出すような感じで、「イ」と「エ」の中間の音を出してください。

また、4番の「Love」でも説明したように、最初に小さい「ル」を意識して「(ル)リヴィン」と発音することも意識したらいいでしょう。

まぎらわしい2つの単語「live」の[i]と「leave[liːv][iː]の違いはあくまでも音質の違いであり、長さの違いではないことをしっかり頭に入れておきましょう。[iː]のほうは舌、唇に緊張感があり、[i]よりうんと鋭い感じがします。日本語の「イ」はこちらの音に近いとされています。



さて、いかがでしたか?日本人はカタカナで知っている英語に関して、実際の発音になってしまうと意味が頭に入って来ず、知っている単語だけの文章でもとても難しく聞こえてしまうところが往々にしてあります。


グローバル基準での英語能力を必要としている方は、必ず正しい発音で英語を覚え、実用的な英語学習をしていってください。

その際は、英語発音記号を使った学習と、音声を使った学習の2パターンがありますが、音声を使ったほうがいいことは一目瞭然ですね。ただ、発音記号を覚えておくと自己学習で大いに役立ちます。


発音記号については下記サイトがよくまとめてあって、とても分かりやすいので、よろしければご参考までに。

http://mymeet-up.com/hatsuon/

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