【昭和大・医学部】Ⅰ期の数学入試対策2018出題傾向と受験勉強法

【昭和大・医学部】Ⅰ期の数学入試対策2018出題傾向と受験勉強法

【昭和大・医学部】Ⅰ期の数学入試対策2018出題傾向と受験勉強法

 

〈難易度〉標準レベルが主力だが、2017年は難化!

出題範囲は2015年より新課程入試の「数学ⅠA」「数学ⅡB」「数学Ⅲ」となっている。時間は英語と合わせて140分、数学は大問4題という構成が定着している。解答形式は、答えのみを記述するものと思考・計算過程も含めて記述するものとが混在している。軌跡や領域など′描図を求められるものもある。

本学の数学の特徴は、大問4題のうち誘導形式でひとつのテーマを追求するものは12題で、その他のものは24問の小問形式になっている点だ。したがって、解答するべき問題数は多い。しかも難易度にバラつきがあり、本学受験者なら「瞬殺!」というレベルから、「これで小問か…」とジリジリするようなやや難のものが含まれる。基本から標準レベルの問題が7~8割、残りがやや難のものというのが例年のイメージだ。

ところが、2017年は質的にも量的にもぐっと難化した。小問、大問を問わずなかなか手ごわく、試験場でパニックになった受験生も少なくなかっただろう。

  

〈目標〉苦手な受験生は6割、得意なら8割

例年なら目標は、数学が少し苦手なら6割、得意な受験生なら8割というのが相場だった。

しかし、2017年は冷静に取れるところを取って、5割なら十分と言えるセットだった。

医学部全体に数学は難化傾向は否定でいない。本学でもこの傾向が続くのだろうか。しかし、あまりに難しいセットではむしろ数学で点数の差がつかないため、入試の識別能力という点で疑問が残る。東京大の数学が非常に難しかった頃、数学でかなりの低得点者も合格する結果となったのは、この業界で知られているところだ。空欄の多い答案を見て、2018年は例年の難易度に戻してくる予想されるが、本学志望者は2017年のセットを反復練習してこの強敵にどう立ち向かうか、英語との時間配分を含めて十分に戦略を練ってして欲しいところだ。

  

〈頻出分野〉確率、数列、ベクトル、微積分は必須。数学Bの確率変数も要注意!

本学は上記の分野からは毎年出題されている。しかし、考えてみれば、小問集が多い本学のセットの特徴からいって、ほかに場合の数、整数、三角関数、対数指数関数、図形と方程式、2次曲線、複素数平面などの医学部の頻出分野はすべて押さえておく必要がある。特に、微積分は極限、面積・退席・曲線の長さまでフルセットで鍛えておこう。そして、忘れてならないのは、本学は数学Bの「確率分布と統計的な推測」も出題範囲だという点だ。高校によっては履修しない分野だが、期待値や分散、二項分布などの基本的公式は必須アイテムだ。 


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