韓国のレストランで使える韓国語会話フレーズまとめ。これで食堂など外食で困らない!

出張や転勤などで韓国に行くことになった際、外食をしにレストランや食堂などを利用することがあると思います。店員さんと韓国語でやり取りができれば楽しくスムーズに食事ができるでしょう。今回は、覚えておくと便利な外食先で使えるフレーズを紹介します。
入店した際に使えるフレーズ
まず、レストランでは入店してから最初に店員さんに声をかけられます。その時の受け答えが以下です。
店員:「몇 분이세요?」
(ミョップニセヨ?)
[何名様ですか?]
客:「〇명이요」
(○ミョンイヨ)
[〇人です]
人数を表す際には、하나(ハナ)、 둘(トゥル)、세(セ)…の数え方をします。ただし、何人と言う場合は、少し言い方が変わります。
1人=한명(ハンミョン)、2人=두명(トゥミョン)、3人=세명(セミョン)…
というような数え方です。
レストラン以外の大衆食堂のようにこぢんまりとした個人経営のお店では、客側がまず声をかける必要がある場合もあります。会話の例を紹介します。
客:「안녕하세요」
(アンニョンハセヨ)
[こんにちは]
店員:「어서어세요」
(オソオセヨ)
[いらっしゃいませ]
客:「지금 식사 돼요? 」
(チグム シクサ テヨ?)
[今、食事できますか?]
店員:「예, 들어오세요」
(イエ、トゥロオセヨ)
[はい、入ってきてください]
客:「빈 자리 있어요? 」
(ピンジャリ イッソヨ?)
[空いてる席ありますか?]
店員:「조금 기다려야 되요」
(チョグム キダリョヤデヨ)
[少々お待ちいただくことになります]
客:「얼마나 기다려야 돼요? 」
(オルマナ キダリョヤ デヨ?)
[どれぐらい待ちますか?]
店員:「5분 정도요」
(オーブン チョンドヨ)
[5分程です]
客:「알았어요. 기다릴게요」
(アラッソヨ キダリルケヨ)
[分かりました。待ちます]
注文する際に使えるフレーズ
入店して席についた後は、メニューの注文です。しかし、メニューには韓国語しか書いておらず、意味が分からないといった場合もあるでしょう。そんな時、店員さんに日本語のメニューもあるか聞いてみましょう。
客:「저기요. 일본어 메뉴판 있어요?」
(チョギヨ イルボノ メニュパン イッソヨ?)
[すいません。日本語のメニューはありますか?]
店員:「예, 있어요. 잠시만요」
(イェ、イッソヨ チャムシマンニョ)
[はい、あります。お待ちください]
店員:「여기 있습니다」
(ヨギイッスムニダ)
[どうぞ]
客:「고마워요」
(コマウォヨ)
[ありがとうございます]
注文の際、メニューについて質問したいこともあるでしょう。その際の会話の例を紹介します。
客:「저기요」
(チョギヨ)
[すいません]
店員:「뭐 드릴까요?」
(ムォ トゥリルカヨ?)
[何になさいますか?]
客:「메뉴 추천 좀 해주세요」
(メニュ チュチョン チョム へジュセヨ)
[オススメのメニューを教えてください]
店員:「부대찌개요」
(プデチゲヨ)
[プデチゲです]
客:「그럼 뭐가 제일 잘 나가요?」
(クロム ムォガ チェイル チャル ナガヨ?)
[じゃあ、一番人気があるものは何ですか?]
店員:「역시 부대찌개죠」
(ヨクシ プデチゲヂョ)
(やっぱりプデチゲですね)
客:「부대찌개는 몇인 분이에요?」
(プデチゲヌン ミョディンブニエヨ?)
[プデチゲは何人前ですか?]
店員:「2,3(두, 세)명 분이에요」
(トゥ、セミョンブニエヨ)
[2,3人前です]
客:「덜 맵게 해주세요」
(トル メッケ ヘジュセヨ)
[辛さ控えめにしてください]
一口メモ
부대찌개=プデチゲというのは、韓国のチゲ(鍋)の一種で、一般的なチゲの材料と共に、ソーセージやスパム、インスタントラーメンなどの保存食を辛味のスープで煮込んだ大衆鍋料理です。
부대=部隊、軍隊で、朝鮮戦争中やそれ以降の混乱期に、在韓米軍部隊からの残飯や支援物資などに唐辛子を混ぜて作られたことが由来だという説があります。また、米軍と補給を融通し合っていた韓国軍部隊の若い兵士が、共同生活をする中で広まったともいわれています。
サムギョプサルを食べに行ったときに使えるフレーズ
日本でも韓国料理の代表といったらサムギョプサル。韓国でもよく食べられている大衆料理です。韓国では店員さんが焼いてくれたり、焼けた肉をハサミで切って皿に置いてくれたり、頃合いを見て網を取り換えてくれたり、全部のことをやってくれます。そんなサムギョプサルのお店に行った際、使えると便利なフレーズを紹介します。
~注文する際~
客:「삼겹살 2(두)명분 주세요」
(サムギョプサル トゥミョンブン チュセヨ)
[サムギョプサルを2人前ください]
店員:「음료수는 뭐 드릴까요?」
(ウムリョスヌン ムォ トゥリルカヨ?)
[お飲み物は何になさいますか?]
客「맥주랑 소주 주새요」
(メッチュラン ソヂュ チュセヨ)
[ビールと焼酎ください]
~店員さんが焼いてくれている際~
客:「이제 먹어도 돼요?」
(イジェ モゴドテヨ?)
[もう食べても大丈夫ですか?]
店員:「좀 더 기다리세요. 잘 익어야죠」
(チョム ト キダリセヨ. チャル イゴヤヂョ)
[もう少し待ってください。よく焼かないといけないですよ]
…しばらくしてから…
店員:「다 익었어요. 많이 드세요」
(タ イゴッソヨ. マニ トゥセヨ)
[焼けました。召し上がれ]
客:「잘 먹게습니다」
(チャル モッケスムニダ)
[いただきます]
一口メモ
많이 드세요(マニ トゥセヨ)は謙譲語で、敬語は많이 먹어요(マニ モゴヨ)です。タメ語では、많이 먹어(マニ モゴ)と言います。意訳すると「召し上がれ」ですが、直訳すると「たくさん食べて」という意味です。韓国は食を大切にする文化があるので、家族でも、友人同士でも、先輩と後輩でも、挨拶をする時に
밥 먹었어? (パプ モゴッソ?)[ご飯食べた?]
と聞く習慣がある程です。韓国人のお宅に訪問してごちそうになる際には、必ずと言っていいほど 많이 먹어요(マニ モゴヨ)と言われ、皿が空いたと思ったらまたすぐに新しい料理が次から次へと運ばれてきます。お腹いっぱいになるまで帰してはいけないというおもてなしの精神故、満腹になったらもう食べられないとはっきりと意思表示をして感謝を示しましょう。
이제 못 먹어요. 잘 먹었습니다. 정말 맛있었어요.
(イジェ モッ モゴヨ. チャル モゴッスムニダ. チョンマル マシッソッソヨ)
[もう食べられません。ごちそうさまでした。おいしかったです]
と、韓国語で言えるといいですね。
会計の時に使えるフレーズ
食べ終わった後は会計です。会計の際に使えるフレーズを紹介します。
客:「계산헤주세요」
(ケサネジュセヨ)
[会計お願いします]
店員:「사만원 입니다」
(サマノンニムニダ)
[4万ウォンです]
一口メモ
現金で会計をした際、必ず、
「현금영수증 필요하세요?」(ヒョングム ヨンスジュン ピリョハセヨ?)[現金領収証は必要ですか?]
と聞かれます。現金領収証とは、納税者を対象に現金支払時の金額の一部が年末調整で返還される制度のこと。一般の旅行者は関係がないですが、出張や転勤の場合は関係があるか会社に聞いてみるといいかもしれません。
必要なかったら、
「아니요,괜찮아요」(アニヨ、ケンチャナヨ)[いいえ、結構です)]
「됐어요」(テッソヨ)[いいです]
と答えましょう。
支払いについての質問がある場合は、以下のフレーズを使うと良いでしょう。
「엔화로 계산 돼요?」
(エヌァロ ケサン テヨ?)
[日本円で会計できますか?]
「카드 돼요? 」
(カドゥ テヨ?)
[カード払いできますか?]
「계산이 잘못된 것 같아요」
(ケサニ チャルモッテンゴ カッタヨ)
[会計がおかしいようです]
韓国の飲食店では持ち帰りができるところがほとんどです。持ち帰り用にお願いする場合には、このようなフレーズを使ってみましょう。
「포장해 주세요」
(ポジャンヘ ジュセヨ)
[持ち帰り用に包んでください]
※ 飲食店以外でも、雑貨や衣類など、プレゼント用に包装をお願いする際にも同じようにこのフレーズを使います。覚えておくと便利です。
お店を出る時には、以下のフレーズをよく使います。簡単なフレーズなので、外食した時に毎回使ってみると良い韓国語の練習になるでしょう。
「또 올게요」
(ト オルケヨ)
[また来ます]
「안녕히 계세요」
(アンニョンヒ ケセヨ)
[さようなら]
いかがでしたでしょうか?
「잘 먹겠습니다」(チャル モッケッスムニダ)[いただきます]
「잘 먹었습니다」(チャル モゴッスムニダ)[ごちそうさまでした]
まずはこの2つを覚えておくと、好印象を持たれるでしょう。
この他にも、フレーズを覚えて、韓国で外食をする際にはぜひ使ってみてください。