人気講師インタビュー!ポルトガル語担当ジャニネ先生

人気講師インタビュー!ポルトガル語担当ジャニネ先生

日本語堪能、明るい性格と豊富な知識で生徒さんに大人気のポルトガル語講師ジャニネ先生にポルトガル語や講師として気をつけていることなどインタビューさせていただきました!先生の人柄がわかる楽しいエピソードがいっぱい飛び出したインタビューの模様をお届けいたします。

 

 ポルトガル語の魅力は“楽しい音”

 ポルトガル語の魅力について教えていただけますか?


ジャニネ:よくポルトガル語の学習者の方にはイントネーションが明るい感じがして好きだと言われます。あとかわいい言葉がたくさんあります。コーヒーのことをポルトガル語でcaféというのですが、愛情をこめてcafezinho(カフェジーニョ)ということがあります。

このzhiho(ジーニョ)は日本語の○○ちゃんの「ちゃん」みたいな感じで、大阪の人がよく言う、飴ちゃんみたいな感じなんですが、こういったかわいい言葉がたくさんありますよ。

また特にブラジルポルトガル語に関して言えば、ポルトガルのポルトガル語よりも少し文法的規則が緩い感じがあると思います。(国民性が出ているんでしょうか。)ブラジルポルトガル語は省略形で話すことが多いですね。

そういうあたりで語感がかわいいなとか、なんとなく楽しいなっていう音がするのがポルトガル語だと思います。

 

田中:大阪の人は確かに、飴ちゃんって言いますね(笑)そんな共通点があるなんて。


日本と母国を比べてみて、どうですか?


ジャニネ:日本は、最近は少し物騒な事件が続いていますが、それでも安心・安全だと思います。あと古い時代から残っているものが非常に美しいと思いますね。伝統的な祭りや日本舞踊、茶道などが今もたくさん残っていて、本当に文化が豊富ですよね。

日本の人たちに関しては、日本は地震など自然災害が多い国ではありますが、国民一人一人の精神が災害に強いなぁと思います。東日本大震災のような経験したことがない災害であっても冷静に対応していた時に本当に驚きました。小学生ぐらいから何事に対しても責任を持って行動するように学んでいて、何でも完璧にやり遂げる姿勢も尊敬します。

サービス精神も他の国にはないことだと思います。コンビニの定員さんさえいつも笑顔で挨拶しているのは本当にすごい!

 

ブラジルには日本と違う人の温かさがあります。ビジネス関係の時でもとにかく人間関係の繋がり、絆を大切にしていて、いろんな方法で人間同士近くなろうとします。ブラジルで一番大切なのはなんです。お金より仕事よりも、です。

ブラジル人はお給料がよくて、仕事の内容が魅力的でも同僚との関係があまりよくないがために転職を考えるということは少なくありません。家族は特に大切で絶対に離れません。

あとはあまり心配しない、楽観的なところもいいと思います。日本人ほどストレスをためない国民性かなと思います。何かあっても絶対うまくいくとポジティブに考えることが多いです。

ブラジルのほうが自然が多く、緑が多いのもストレスをためない秘訣かも・・・・!日本は少し緑が少ないなぁと感じます。

 

田中:確かに日本人はストレスをためやすいですね・・・。


ブラジル人にとって日本は、まるで別の惑星

日本と母国の違いで戸惑ったことや、ギャップを感じたこと、何がありましたか?

 

ジャニネ:私はそもそも日本語を勉強しないまま来たので、最初日本人との意思疎通が本当に大変でした。言葉が話せない分、ボディランゲージで何とかしようとしたのですが、そのボディランゲージにさえ大きな壁があったようでほとんど通じずに非常に困りました。

もうなんというか、他の国に行ってるというより、他の惑星に行っているような気分でした(笑)人の歩き方、街の雰囲気全てが違うと感じました。日本人が普通の道でも左右で歩く流れを作っている所などは最初本当に驚きました。

いいとか悪いとかは関係なく文化の違いかなと思うところは、日本は型が決まっていることが多いと思います。挨拶にしても、会議のやり方にしても。ブラジル人は逆に非常に自由です。悪く言うとルーズなんですが、その場に合わせ、臨機応変に動くことが多いですので、不測の事態なんかには強かったりもします。

 

田中:日本人は秩序を大事にしていますよね。それより、日本語ができない状態で来日したなんて!

どのような経緯で日本に来たのでしょう?

 

ジャニネ:実は、主人が日本の大学院に留学することになって、それについてきた形です。ブラジル内で日本という国の印象はとてもいいです。ですので、それまでも日本についてはポジティブな印象がありました。夫の留学が決まり、ブラジルの習慣的にも夫の海外生活に妻がついて行くことは当たり前でしたので、行くことを決意しました。

日本では家族で海外に赴任するかって迷うところだと思いますが、ブラジル人にとって家族が離れて暮らすというのはあまり普通ではないんです。実際に日本に来てみた時の印象はすごい生活がしやすい国だと感じました。

 

田中:日本人とブラジル人は、異なる点がたくさんありますね。日本人の生徒と接するときに大変なことや、何か工夫していること、何かあれば教えてください!

 

ジャニネ:日本人はあまりプライベートは話をしない傾向にありますよね。ブラジル人ももちろんこちらから突っ込んで聞くというパターンはあまりないんですが、逆に信頼関係を築きたい相手には自分からプライベートなことをオープンにしていくというようなところがあります。「ねえねえ、これがうちの旦那なんだけど写真見ない?」「今度うちでパーティするからぜひ遊びに来て!」みたいな感じで。

こういったブラジル人特有の人との信頼関係の作り方を現地に行く前に生徒さんに感じて、学んでもらいたくて、もちろん講師と生徒という関係ではあるんですが、それと同時にブラジル人の人接し方を学んでもらえるような接し方を心掛けています。

日本人の方って、結構シャイな方も多い気がするんですが、そういった人にこそ積極的に明るく、をモットーに、たくさんいろんな話題を話しかけていますね。あと目を見て話してくれない生徒さんもいたりするんですが、それもブラジルではNGなので、「恥ずかしがらないで目を見てね~」など声掛けをしたりしています。


田中:確かにシャイな日本人は多い気がします。日本人のことをよく研究されてますね。

これまで教えた生徒さんで印象に残っている方はどんな方ですか?

 

ジャニネ:最近、ゼロから教えた生徒さんで3カ月で集中受講により中級のポルトガル語までできるようになった生徒さんがいました。本当に今まで教えた生徒さんの中でも群を抜いて優秀な方だったと思います。

その方には、講師である私のほうがいろいろ学ばせてもらいました。言語だけでなく、ブラジルの習慣やブラジル人の考えも非常によく吸収してくださり、毎回会話するのがとても楽しかったです。日本人らしい真面目な精神もお持ちのまま、ブラジル人のこともよく理解して下さっていたので、絶対ブラジルで人気者になると思います()

 

田中:(笑)ぜひブラジルでご活躍してほしいですね!

 

生徒さんのモチベーションをキープするために工夫しているポイントは何ですか?

ジャニネ:私は、ただ言葉の文法をそのまま教えるだけじゃなくて、その言葉が話されている背景まで教えています。ブラジル人と日本人では考え方が根本的に違うところがあるので、なぜこの会話にこんな表現が出てくるのかというところがわからないことがあったりするんです。そこを時には歴史的な背景や文化的なコンテキストまで説明しながら、言葉を覚えてもらうと興味を持ってみなさんその言葉を話してくださいます。

例えば日本人は礼儀に気を使って、できる限り丁寧な表現を使おうとする傾向にありますが、コンテキストによってはブラジルではそれが逆に失礼というか距離を感じると受け取られることもあります。その辺まで教えています。

 


田中:そんな細かいところまで教えていらっしゃるんですね。確かに、日本と文化が違うので、理解できない言葉もありますよね。


現在ポルトガル語を学習している日本人へ、先生から何かアドバイスするとしたら・・・?

 

ジャニネ:そうですね。まず、ポルトガル語をたくさん聞いてください。私はリスニングをとても重要視していて、とにかくたくさんの量聞いてもらうようにしています。日本人は文法には強いですが、やはり発話は弱いと感じます。でも、ブラジル人は話すのがとても好きですので、とにかく会話にも強くなってください。

それにはリスニングが大事です!まずは聞き取れるようになりましょう。あとはいろいろあまり心配せずに勉強してみてください。日本の方は小さいところを気にしすぎるところがありますが、大丈夫です。実際話してみたら何とかなります。頭で考えて使おうと思わず、「考えるな、感じろ」という精神で勉強していただきたいです。もちろん授業ではしっかり文法もお教えしますので、そこもご安心くださいね。

 

田中:ありがとうございます!それでは以上でインタビューを終わります。最後の最後に、アイザックで講師をしているご感想をいただけると嬉しいです!

 

ジャニネ:アイザックはマンツーマンで生徒さんに合わせて授業をさせてもらえるので講師としてとても教えやすい環境をいただいています。同じポルトガル語を教えるにしても生徒さんは十人十色。一つの教え方が全員に通用するなんてことは絶対にありえません。

ゆっくりだけど着実に正確に言語を身に付ける生徒さんもいれば、感覚でつかんでしまう生徒さんもいます。その教え方についての大部分を選ばせていただくことができるのは本当にありがたいです。

そうやって生徒さんに合わせて教えた結果、生徒さんの大きな成長が見られる時に本当にポルトガル語講師としてのやりがいを感じますね。

 

田中:先生、ご協力ありがとうございました!これからも引き続き、生徒さんを宜しくお願いします!

 

 

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