出張、赴任前に通いたいアイザックベテラン講師が教えるロシア語習得の秘訣とは

出張、赴任前に通いたいアイザックベテラン講師が教えるロシア語習得の秘訣とは

ロシアへ出張、赴任が決まり、出発まであと数か月…ロシア語やロシアの文化・生活が全然分からない!という方、アイザックでロシア語を学んでみませんか?

アイザックは2019年で開校から35周年を迎えました。ベテランの講師陣と共に、長年の実績とノウハウであなたのロシア語習得をサポートします。

アイザックには、経験豊富な講師歴の長いベテラン講師が在籍しています。マンツーマンのレッスンでは講師と生徒さんの相性も大切です。ロシア語講師へのインタビューを通して、講師の人柄やレッスン風景をご紹介できたらと思います。

 

気さくで社交的、生徒さんから慕われる「森エカテリーナ先生」

  

今回ご紹介したい講師は、1995年に来日し、日本在住歴20年以上の森エカテリーナ先生です。2012年からアイザックの講師を始め、多くの生徒さんのロシア語修得のサポートをしてこられました。気さくで社交的なエカテリーナ先生は、ビジネスや留学を目的に学ばれる生徒さんに、「分かりやすい!」と、定評があり、慕われています。その背景にあるのは、エカテリーナ先生の「生徒さんごとのオリジナルレッスン」。教科書通りではなく、生徒さんの目的に必要な内容をピックアップし、目的に合ったカテゴリの言葉を重点的に教えるレッスン方法です。生徒さんそれぞれの学習目的やニーズに合わせてロシア語を習得できるのは、マンツーマンならでは。エカテリーナ先生はマンツーマンの強みを生かして、短期間に生徒さんが望むロシア語を習得できるようサポートしています。

 

ロシア語が難しいのは初めの内だけ。慣れるには勇気を持つこと。

       

 ロシア語は習得の難しい言語の中でも上位に入るほど難しいという印象が強いです。初めて学ぶ生徒さんが、抵抗感を抱かないようにしている工夫はありますか?

 

 確かにロシア語は難しいと思います。日本語も同じく難しい習得が言語です。しかし、日本語は最初の内は簡単で、後からだんだん難しくなっていきます。一方、ロシア語は初めから難しいので、それ以上難しくなることはありません。つまり、山を越えればそれ以降は難しく感じません。文法は日本語にも似たところがあるので、日本人にとっては学びやすい部分もあると思います。

 私はいつも生徒さんに、知識だけでなく、想像力を使ってくださいとお伝えしています。すぐに完ぺきに話そうとしないでいいので、失敗しても恐れず、とにかく話すことが習得の近道です。ロシア語の文法は難しいですが、聞き取りは簡単な方です。生徒さん方は、聞き取りは英語よりロシア語の方が簡単だと言われる方が多いです。

大切なことは、ロシア語に慣れること。ロシアの文化やスポーツなど、言語以外で何か興味があれば早く慣れることができます。例えば、音楽、映画、フィギュアスケート、ロシアのテレビ番組など、今はネット上で観ることができるので、聞き取りの練習になります。話している内容をもっと分かるようになりたいと思えば、言語にもより興味が湧くので早く修得することができます。

 また、キリル文字が難しいと思われるのですが、キリル文字は全部で33個。ひらがなよりも少ないので、覚えるのはそれほど難しくありません。キリル文字だけ覚えれば、ロシア語は何でも読むことができます。英語と違って、文字通りに読めばいいので、読むことは簡単です。

 ロシア語をスムーズに習得するためには、恥ずかしがらずに勇気をもって何でもいいから話すことです。日本人の性格と言ってもいいのですが、話すことを恥ずかしがる人が多いように思えます。ちょっと勇気を持って、前に進んでくださいとお伝えしています。

 

短い文章で話し、ロシア語の会話に自信をつけること。

     

 生徒さんがつまずくロシア語の難しい点について、どのように工夫して教えていらっしゃいますか?

 

 話すことが難しい生徒さんが多いので、とにかく長い文章を使わないで、3つ程度の短い言葉で話すように伝えています。切り捨てる言葉を使って短い文章を作り、ロシア語を話すことに自信を持てるようにしています。繰り返すことで、自分の言いたいことを言えて相手に伝わり、相手の言いたいことが理解できるようになります。

また、ロシア語の文法を積み木に例えて教えるようにしています。積み木は2個でも3個でも良く、色々なところに移動しても良いんです。話すことが難しければ、まずは主語と述語の積み木を繋げることを考えます。後から、修飾語や形容詞をつければいいんです。文法の順番が多少間違ってもロシア語は伝わります。

生徒さんに自信をつけてもらえるよう、短い文章で話すこと、文法を積み木に例えて分かりやすく教える工夫をしています。

 

生活するうえで知っておくべき重要なヒント

  

赴任、出張のためにロシア語を学ぶ生徒さんは、短期間で通われると思うのですが、どのような内容を教えますか?

 

基本的な挨拶は10分、15分で簡単に覚えられます。それよりも、生活のヒントを教えることに重点を置いています。例えば、主婦の方がモスクワに住む場合、子供にとってのコミュニケーションの場の違いについて教えます。日本であれば近所の公園や、子育て支援センターなどで子供を遊ばせながら他のお子さんやママ達と知り合いになってコミュニケーションを取ります。しかし、ロシアの場合は、マンション(団地など)の庭にある共同スペースが、コミュニケーションの場になります。そこで子供達は遊びながらコミュニケーションを取ります。生活していく上で、社交はとても重要です。このように、日本とは違う社交の場についてお伝えしたりしています。

また、日常でよく使う言葉も教えます。例えば、買い物をする際、「どこにありますか?」、「どうやって、どこから行けばいいですか?」など、生活するうえで困らないよう必要なロシア語をお伝えするよう心がけています。

もちろん、日本語の文法とロシア語の文法で違うところ、皆さんの苦手なところもお教えします。例えば、ロシア語にしかない動詞に混乱される方が多いです。ただ、動詞の単語を覚えれば、ロシア語と日本語はちょっと違うだけなので、違和感なくスムーズに学ぶことができると思います。実際私も日本語を学ぶ際、ほとんど違和感なく日本語の文法を習得することができました。

 

自由に好きな場所で、自分に合った環境下で生活をする国民性

  

 ロシア人の国民性について教えてください。

 

 日本は北海道から沖縄まで、言葉や気質、気候など異なりますが、ロシア国内はどこでも文化、言葉は大体同じです。日本人は故郷という概念があり、一つの所に留まって文化を作りますが、ロシア人は自由に移動して自分に合った所で暮らします。例えば、シベリアとか地方に住んでいても、モスクワの大学に入学して勉強し、シベリアに戻ったり、他の地域へ行って働いたりします。一つの所にずっと住んでいることはほぼありません。

みんな自由に好きなことをやって、自分にふさわしい教育受けて、ふさわしい職業を選んで好きなところで働きます。ロシア人は移動して、地域の人も都市の人もどこの人でも混ざり合って生活しているので、日本のように各地で異なる点はほぼありません。しいていうなら気候ぐらいなものです。

 

興味と勇気を持てば、ロシア語は上達します!

     

これからアイザックでロシア語をマスターしたいという方に向けてメッセージをお願いします。

 

ロシアのスポーツ、文学、音楽、バレエなど、何か興味のある分野はありますか? 赴任、出張などビジネスでロシアに行かれる場合でも、何か興味のあることを見つけると、ロシア語習得の近道になります。

ロシア語は難しいと言われていますが、慣れてくれば難しく感じることはないので、気負わなくても大丈夫です必要なのは、皆さんの勇気だけ。勇気があれば絶対ロシア語は上達します! 

 

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