2003年10月中旬、『韓国語教育能力認証試験』という資格試験の存在を偶然知りました。過去2回は韓国のみでの実施でしたが、今回は韓国と日本で同時開催となり、同一の試験問題により11月に実施されました。以前より、新しい角度から韓国語を学んでみたかったため、筆記試験の科目(韓国語学及び韓国語教育学)が新鮮に感じられて、まさに渡りに舟とばかりに申し込みました。
筆記試験対策は、ハングル正書法の復習を中心に行いました。試験の問題数が1科目あたり60問と多く、 特に教育学は難しくて時間が足りませんでしたが、何とか合格点が取れました。面接対策としては、張先生のレッスンを受けて数種類の想定問答を考えておきました。
この成果により、本番では余裕を持って臨み、4名の面接官の方々にアイコンタクトやジェスチャーも交えて、論理性のある受け答えが出来ました。ここという場面で自分の実力を発揮できたということは、大きな自信になりました。 また、韓国語に対する自分自身の取り組みの過程を振り返り、どのような韓国語教育を目指したいかといった点についても考えるいい機会だったと思います。
韓国語を学び始めた頃の、ハングルがとても文字とは思えなかった段階を過ぎ、辞書を片手にどうにか韓国の新聞が読め、一日の出来事をハングルで書き表せるようになった時の嬉しさ。自分の話す韓国語が現地で通じた時の感激。韓国語に触れる中で味わったこれらの経験、そして韓国文化という異文化を知った楽しさが、今まで学習を継続することが出来た一番の原動力となりました。
今、もう一度基本に立ち返る意味で、韓国のTVドラマ『冬のソナタ』のシナリオ対話集などを利用し、日々発音練習をしています。 今後とも韓国への関心を忘れず、気長に、楽しみながら韓国語を学んでいきたいと考えています。
--上の写真-- 張殷善先生と共に認証証明書を持った藤原さん(左側)
--下の写真-- 英語とハングルで書かれた認証証明書