タイ語学習のすすめ【タイ語講師インタビュー】ウォラヌット先生
講師紹介:小さい頃から日本のアニメが好きだったウォラヌット先生。大学時代には英語を専攻しながら、日本人にタイ語を教えるアルバイトをし、大学卒業後はタイにある日本企業で働いていました。そこでは通訳や営業の仕事もしているため、タイ語講師としてのキャリア・実績が豊富です。
そんなウォラヌット先生から、タイの魅力とタイ語習得のコツについてお話を伺いました。
宗教の不思議と厳しいルール
タイと日本で文化の違いや、生活のギャップを感じたことはありますか?
タイの文化は仏教の影響がとても大きく、タイ人の90%以上が仏教徒です。ですが、日本人は宗教がなく、凄くミックスされているのでとても驚きました。
生まれた時は仏教で、結婚式はキリスト教で、クリスマスもあって、ハロウィンもあって、亡くなった時は仏教や神道に戻るっていうのは凄いなと思いました。
また、タイ人と日本人とでは性格が違うことにギャップを感じました。日本人はルールを凄く守りますが、タイ人はあまりルールを守らない自由な性格なんです。日本に来た当初はルールが厳しいと思うことはやはりありましたね。特にごみの分別とか厳しいなと思いました。
とはいっても、タイで働いていた時はよく日本出張もあったので、日本での生活にそんなに困ることはありませんでした。それに、日本語ができたのでそんなに苦労せず生活することができました。日本では英語をあまり使わない国なので、日本語ができないというのは大変な苦労だと思います。
基本をしっかりおさえて、タイ語に慣れさせることがポイント
授業では何をポイントに教えていますか?
楽しく、基本のことをきちんと教えることですね。タイ語はどちらかというと簡単な言語なんです。
英語のように動詞の変化が全くなく、日本語の「は」、「を」、のような助詞もありません。単語さえ分かればなんとなくできるのがタイ語なんです。しかし、発音は難しいですね。日本語にない発音が多いので、そこをきちんと教えています。日本ではタイ語に触れる機会があまりないので、レッスンではなるべくタイ語で授業をするようにしています。
発音をよくするためにはたくさん話すことが大切なので、生徒さんにもなるべく話してもらうようにしています。それに、リスニングも大切なんです。今はインターネットでタイのサイトに接続できるので、タイのドラマや番組など、ネットで視聴できるものを教えています。やはり言語は楽しくないと勉強したくないと思うので、生徒さんが楽しみながら勉強できるサイトを共有したりしています。
タイの魅力を伝えてモチベーションアップ
生徒さんのモチベーションを引き出すためにやっていることはありますか?
良いところを褒めるようにしています。そして、悪いところを直して更に勉強意欲を上げています。
また、タイに行くとこんな楽しみがあるということ、タイ語ができたらタイのきれいな所や観光地を不自由なく回れるのでタイでの生活がもっと楽しくなるということを伝えています。
例えば、タイでなら日本の3分の1の料金でゴルフを安くプレイできるので、ゴルフ好きな方にはお勧めしています。ゴルフ場の敷地は日本より広いですし、日本のようなアップダウンがなく平たんなコースになっています。キャディさんも1人ずつついてくれるので、キャディさんと会話することもひとつの楽しみですね。海もきれいなので、レジャーが好きな方は楽しめると思います。
その他にも、マッサージやスパなどの美容関係がいろいろあるので、女性にとってもお勧めです。1日6時間コースというのもあって、それは2万円しないんです。リゾート地もありますし、都会もあるので、自然も都会でのショッピングも楽しめますよ。
ただ、タイに行くのであればやっぱり英語よりタイ語を勉強しておいた方がいいです。タイでは英語を使う人はほとんどいないので、タイ語をマスターしておかないと旅行にいくにしても現地で暮らすにしても大変だと思います。生徒さんにもタイでの楽しいことを伝えながら、タイ語の必要性を同時にアピールしてモチベーションがあがるようにしています。
講師にも生徒にも気をつかってくれるスタッフの存在
アイザックの講師をやっていてよかったと思う点はありますか?
スタッフが皆さん良い方ばかりで、講師のためにも生徒さんのためにも、スケジュール調整やレッスン内容などにとても気をつかってくださるので本当にいい学校だと思います。講師としてはとても働きやすいですね。
また、レッスンに使う教材でこういうのが欲しいですと言えば、書店では売っていないようなものでも手配してくれるので助かっています。
単語を覚えて話すことが上達への近道
これからタイ語を上達させたいと思っている方々へのアドバイスをお願いします。
まず、タイ語の基本をしっかり勉強して、たくさん単語を覚えることですね。ひとつひとつの単語には意味があるので、単語と単語を繋げると新しい言葉ができます。基本の単語を覚えればあとは応用でたくさん単語を作れるので、覚える単語の数はそんなに多くないと思います。
単語以外で言うと、耳が慣れると発音が良くなるので、タイの音楽をよく聴くといいでしょう。また、日本では難しいとは思いますが、なるべくタイ語を話す機会をもつといいですね。
単語を覚えたり、読んだりするだけでは頭に入らないので、覚えた単語を口に出して自分の文章で話してみるとすぐに覚えることができます。自分の言葉でアウトプットすることが上達への近道になると思って、タイ語を話すことを心がけてみてください。
その国の文化や生活スタイルに興味を持つこと、それが最も効果的な語学学習なのかもしれません。ウォラヌット先生が日本のアニメという文化が大好きだったことがきっかけで日本語に興味を持ったように、タイ語を学ぶならタイの文化も学んで、ぜひ楽しいタイ語学習を続けていってくださいね。
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