インドネシア語基本あいさつ10選―役立つビジネスマナーも
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インドネシア語で「こんにちは」、「ありがとう」、「さようなら」など今すぐ使える基本のあいさつを厳選して10個ご紹介いたします。またインドネシアにビジネスに訪問予定の方向けにインドネシアのビジネスマナーもご紹介しております。ぜひご参考にしていただければ幸いです。
インドネシア語基本あいさつ10選
1.おはよう =Selamat pagi. (セゥラマット パギ)
こんにちは=Selamat siang. (セゥラマット シアン) (10:00~16:00)
=Selamat sore. (セゥラマット ソーレ) (16:00~18:00)
こんばんは=Selamat malam (セゥラマット マラム) (18:00以降)
まずは時間帯によって変わるあいさつです。注目すべきは「こんにちは」の時間帯が2つに分かれていて、時間によって表現が違うところです。夕方の時間帯をお昼とは分けて考えているのが面白いですね。
2.やあ(気軽なこんにちは)=Halo! (ハロー)
こちらは1日中いつでも使える挨拶です。カジュアルな挨拶ですので、友人や家族間で使います。目上の人には1.でご紹介した挨拶のほうが正式ですので、そちらを使ったほうがよいでしょう。バリエーションとしてHai! (ハイ) もあります。
3.お元気ですか?=Apa kabar? (アパ カバール)
apaが「何」という疑問詞にあたります。kabarは直訳すると「便り、知らせ」という意味で2つ合わせると「お元気ですか」という疑問文になります。答えるときはBaik-baiksaja (バイッバイッ サジャ)を使って「はい、元気です」と答えるのが一般的です。
4.さようなら=Sampai jumpa lagi (サンパイ ジュンパ ラギ)
直訳すると「次に会うまで」というような意味になります。sampaiが「~まで」、jumpaが「会う」、lagiが「再び」という意味です。別れ際によく使う表現ですので、ぜひ覚えて使ってください。
5.お気をつけて=hati-hati (ハティハティ)
hatiはもともと「心」という意味ですが、重ねると「気を付けて」という意味になります。Smapai jumpa lagiという挨拶に対してhati-hatiと使うことがあり非常によく使われる表現です。また日本の「お疲れ様」という意味で仕事終わりに使うこともあります。
6.ありがとう=Terima kasih (テレマカシ)
発音を聞くと、“テレマカシ”と1語に聞こえるのですが実は2語でできている言葉です。
Terimaが「受け取る」、kasihが「愛」という意味で、直訳すると「愛を受け取りました」という表現になります。言葉の由来を聞くと非常に美しく何度も使いたくなる表現ですよね。
7.どういたしまして=Samasama (サマサマ)
これはインドネシア語を学習した人が一番覚えやすいと口にされる表現NO.1の気がします。Terima kasihと言われた際に返す言葉です。samaには「同じ」という意味があり、日本人からすると「お互い様」という言葉が日本語にもあるため、結び付けやすい表現です。
8.すみません=Permisi (ペルミシ)
これは英語のExcuse meの意味での「すみません」です。人混みを通る時や、道を尋ねたくて人に声をかけたいときに使える表現です。
9.ごめんなさい=Maaf (マアッフ)
これはこちらに非があって謝罪する時の表現です。友達同士の時の場合はもう少しカジュアルにsori(ソリ)を使うこともあります。
10.はじめまして =Kenalkan (クナルカン)
日本語の「はじめまして」に正確に相当する表現はインドネシア語にありませんが、自己紹介する際の前置きの言葉としてはkenalkanが使えます。意味は「紹介する」という意味で、kenalkan namasaya…と続けるのが一般的です。
インドネシアのビジネスシーンで覚えておくと役立つマナー
服装
インドネシアはイスラム教徒が多くを占めますので、服装に関しては控えめなものを選んだほうが無難であるでしょう。どのような服装が適切か分からない場合に間違えるなら、フォーマルな方に間違えるようにしてください。フォーマルさは重要ですが職場や社交上のイベントにおいてカジュアルな服装が許されていることに驚くかもしれません。一年中を通して非常に高温多湿な気候のため、ビジネスの場における服装はしばしばカジュアルなものが認められています。
女性はイスラム教の教えに配慮し、ブラウスはひじまで袖のあるもの、スカートは膝丈以上のものを身に付けるようにしてください。
名前の呼び方
インドネシアで名前は“神聖なもの”とみなされていますので、敬意をもって扱わなければいけません。できる限りインドネシア人の名前を正確に発音するように努力してください。特に日本人にとって、インドネシア人の名前を覚えたり正確に発音するのは困難だと思います。そのため、お互いの自己紹介の際には多めに時間を割くようにしたほうがいいでしょう。聞き取れない場合はうやむやにせず、役職と名前を数回繰り返して口に出し、相手に正確に発音できているか確認してください。出来れば読み仮名をふるなどしてしっかり覚えられるようにしたほうしましょう。
インドネシア人の時間感覚について
一般的にインドネシア人は時間厳守についてはルーズな一面があるそうです。Jam Karet(ゴム時間)という概念が一般に浸透しているほどです。(イルワン先生インタビュー参照→★)従って、インドネシア人とのビジネスにおいては忍耐強く、それぞれの文化を理解することが上手くやっていく秘訣となるようです。
手土産について
食べ物のお土産は喜ばれる贈り物ですが、ディナーに招待された際には事前に確認が取れている場合以外には避けるようにしてください。食べ物をディナーに持っていくということはホストが十分に準備できないことを示唆していると受け取られかねないようです。食べ物をおくるならば、代わりに、後日お礼として送るようにしたほうがいいとのこと。その際はキャンディーやフルーツの盛り合わせなどが喜ばれます。
逆にディナーパーティー以外では食べ物は喜ばれる贈り物です。さらに、何か珍味や有名な料理のある地方などを訪れた場合には、それをお土産として買ってくると喜ばれるのは日本と同じであるようです。
インドネシア人の文化的な傾向について
打ち合せやプレゼンにおいては、相手が理解しているかどうかの確認をこちらから行うようにしたほうがいいとのこと。インドネシアにも“面子”を重んじる文化があるそうで、多くの人間の前で自分から理解していないことを言い出すことはあまりしない傾向にあるようです。また、インドネシア人は相手の間違いやミスについても、相手に恥をかかせないために訂正することはせずにそのまま流す傾向にあります。しっかりとした企画を立てたいのであれば、その都度細かく理解できているかどうかを確認したほうがお互いのためになるでしょう。
いかがでしたでしょうか?まずは基本となる挨拶とインドネシアの方と付き合う際に気をつけるマナーを押さえて、良好な人間関係を築けるといいですよね。旅行やビジネスでもまずは最初の一言だけでもインドネシア語で会話してみてはいかがでしょうか。
またさらに詳しい会話を習いたい場合はアイザックのマンツーマンレッスンがおすすめ!
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